前橋市のスポーツに新しい価値を築くアイデアと行動力の持ち主である酒井Samさんの「視点」が上毛新聞に掲載されています。

 

Samさんはアイアイマンレースの運営に携わるトリアスリート。

彼の力で、コロナ感染症の中で、前橋市にスポーツの形が変化し、新しい形への模索していることは皆さんも感じて下さっているでしょう。

 

それはコロナで気付いた、「慣例を疑え!」という視点だったと思います。

 

単に、マラソンや自転車イベントの運営の変更という観点以上に「役所の仕事の進めかたに対する変化を促した」ということでも意味のあったことでしょう。市役所の慣例の外にあって、民間の視点を持っている彼だからできる覚醒を私達に与えて下さったことです。私は「目が覚めました!」

 

ネット上でのヒルクライム体験

時間軸を自分で選んで走った赤城大沼マラソン

 

 

コロナ感染の中では不可能だとあきらめたことが、新しい視点では可能だった。しかもコロナの一時的な回避策ではなく、別の形でのスポーツイベントの価値を創造することが出来ることを私達に知らせたのです。

 

たった一年で、この変化を彼は創造しました。きっと多くの摩擦や葛藤があったことでしょう。そして周囲の協力や理解を得て、彼はもっとチャレンジを続けるでしょう。

 

「100kmウルトラマラソン」や「赤城山トレイルランニング」の開催実現までこれからも乗り越える山はありましょう。でも選手や市民の参加者が新しい時代に何をスポーツに求めているのか?

 

次回の赤城山を囲む6自治体の協議では、この二つのスポーツの開催を協議する予定です。

 

 

「顧客ニーズにあったサービスを提供するか?」こそが、私達に最も大切な尺度であるべきです。

役所の都合ではなく、顧客(市民)満足度です。

役所的な思考を前提にせず、主催者が「時代にマッチングした開催方法」を「参加者に提示」し、それを踏まえて「楽しんでいただく」時代です。 そこに、開催地に寄与するコンセプトが落とし込めれば「三方善し」に出来ると。 

 

彼と登った駒ケ岳で、黒保根の山並みを見て共有した理想を彼が追い求めることを期待します。

峠を越えるのは、Samさんのお得意の脚力と判断力です。