妻の兄からのメッセージを紹介します。
彼は小学校の教師、でも59歳の春に退職しました。彼は吾妻の榛名山の西麓でどんぐり亭という山小屋で、教え子たちの癒しの空間を運営しています。彼と奥さんは情熱いっぱいの教員夫妻ですが、もっと直接そして自分の学校以外でも子ども達のセラピストとして頑張りたいとご夫妻で早期退職しました。
二冊の本を出版しています。「どんぐり亭物語」「心の青空のとりもどし方」紹介します。
でも今日は、兄夫妻と子ども達の話ではありません。東京から赤城に移住してくるフクロウたちのお話です。このフクロウの写真を兄夫妻に送ったところ返事がきました
『かわいい‼️今、黒姫です。ニコルさんの墓参りに来ています。ちょうどフクロウの話が出ていました。このニコルさんの森、アファンの森で自然の豊かさの指標がフクロウです。熊やフクロウがいる森は、生態系がうまくいっている豊かな森の証拠。どんぐり亭でもフクロウの巣箱の設置を考えています。(本当は樹齢数百年の大木の穴に巣を作ります。それだけ健康な森が長く続いてきたということ。)大木のうろがない森では、巣箱で繁殖することで、逆に、森の健康がよみがえります。』
そして、このフクロウの里親になる、前橋の移住コンシェルジュの鈴木さんから、フクロウたちの移住先の森の映像や写真が届きました。
この森は前橋市の市有林です。そして長く富士見村時代から歴代の村の方々が大切にしてきた森です。広葉樹を植えて自然と動物たちと富士見の子ども達との対話の場所として地域の方々が育てて来た森です。名前は「いこいの森」といいます。
でも合併して長く活用されませんでした。今移住された人たちが中心となって様々な活用策を検討中です。ホースライディング、マウンテンバイクの散策、ツリーイング、キャンプ、そして様々な自然体験の場・・・そしてコンシェルジュはこの一角にネットで囲われたフクロウの家の企画をしています。動物園のフライングケージがそれに当たります。上野動物園の飼育員さんだったコンシェルジュのアイデアです。また自伐型林業のメンバーもアイデアがあるようです。この森と富士見温泉、直売野菜の道の駅、が一体となった楽しみの場が生まれるでしょう。期待しています。
兄のメイルを見て鈴木コンシェルジュからも返信がきました。『C.W.二コルさんは、自分が戸隠イースタンキャンプ場の管理人をしている頃に上信越国立公園内高山植物等保護指導員でパトロール中、時間が有ると黒姫に下って二コルさんに会いに行きコーヒーを頂きました。今これからにニコルさんが守ってきた「アファンの森」ならぬ赤城に「アウルの森」づくりを着手するのは運命かもって思っています。そうそう、ここには海を渡って1000キロ以上の旅をするアサギマダラ蝶が生息しています。ここは可能性がたくさんある森です。富士見の皆さんがよくぞ残して下さった宝です。』とあります。兄と鈴木さんはともに二コルさんの友だったと初めてしりました。森は不思議な力を持っているのです。子どもたちを癒すために励む人と、動物たちを助けるために励む人を結ぶ森。
最後に私の友人でる鈴木さんからのメッセージを見た兄から返信が届きました。そして二コルさんのモニュメントと彼の妻の姿も。
『驚いたなあ。このつながり。義理の弟の龍君と一緒に赤城山で活動されて居る方と自分が二コルさんや黒姫の森で繋がっていることに縁を感じます。 ニコルさんのこのモニュメント(人が座れる石のベンチになってる)には、こう書いてあります。 「どうか、ひととき、ここに腰をおろし、森と風に耳をかたむけてほしい。なにものにもとらわれず、心を開いていれば、きっと囁きが聞こえるだろう...よく来てくれたと。」これがニコルさんの遺言です』
赤城のふもとの富士見に広がる森の宝を合併後長く活用できなかったことは私の怠慢や無知でもあります。反省してこれから頑張ります。そして、その宝を磨く人材が集まってきたという天の配材に感謝します。森のご縁でヽ(^。^)ノヽ(^。^)ノ