ースロ-シティで前橋が動いていますー

 

前橋市が20年前から友好都市として付き合っているイタリアのオリビエートは国際スローシティ連盟の創立のまちです。そしてこの本から私の政策としてスローシティは始りました。「イタリアの村はなぜ美しく元気なのか。:宗田好史著 学芸出版)」は私のスローシティへの取り組みのバイブルになりました。イタリア経済界で活躍した前橋市出身の小林氏から紹介された本です。この一冊から私は「古いモノに新しい価値を付加することが前橋市の再生のカ」だと感じました。スローフードとは地元の手間を掛けた食を大切にすることです。この本の序文には「イタリアの各地に広がる美しい風土。ふくよかなチーズ。香り高いワイン。香ばしい肉や魚料理。このイタリア農村の魅力は昔からずーっとあったのではありません。」とあります。イタリアの農村も日本と同じように、過疎と高齢化で荒廃したのです。大きな農家が打ち捨てられ廃墟になり農村から若者が都市へ流出する。その衰退を如何にイタリアは克服し再生したかを学ぶことでスローシティの大切さを私は感じました

 

この理念はコロナウィルスの感染の中で、

一層、その意味を増していると思うのです。

そして多くの移住者を引き寄せる力にもなっているのです。

 

移住を迎え入れることは、通勤電車で揺られコンクリートの中で働く大都会の人たちに私たちの暮らしの豊かさを分けることなのです。移住する人たちに優しいまちになるには、前橋・赤城山に「スローシティ」が必須条件です。せっかくノマドワークやテレワークで大都会から離れて仕事をするのですから、暮らしはスローでなくてはなりません。前橋市は厳しい審査を受けて世界スローシティ連盟への加盟が2017年秋に認められました。世界で300地区、日本では気仙沼市に続き2か所目の登録です。赤城南麓の人たちが築いて来られた歴史・文化・産業・環境保護が世界に認められた証明です。

 

 

 

「ないものねだり」をやめて「眠った宝を磨く」ことが大切なのです。赤城山周辺には豊かな自然環境に加え、新鮮な美味しさでいっぱいにレストラン、お蕎麦屋さん、観光農園や農産物直売所など体験型・農業系観光資源が点在しています。こうした観光資源を活かし、さらに新たな魅力を発掘することで交流人口を増加させ経済を動かし、東京から孫が戻ってくる仕事を作っていくことが赤城の力です。

 

それが前橋市では移住コンシェルジュを委嘱してUIJターンの様々な移住希望者の支援制度をつくる理由です。そのコンシェルジュの鈴木さん自身も移住者です(彼は上野動物園の飼育員さんという経歴を持っています)。鈴木さんが行った移住希望者の意向調査では「農林山村の自然のなかで小さな農地が付いている古民家」という希望が多いとのことです。さらには「働く環境と高速通信がある」の条件は必須でした。

 

前橋の移住コンシェルジの鈴木正知さんは、移住者の希望を叶えるために、前橋市に拘らず群馬県内で最適な場所を探しています。

県内の古民家の所有者や関係者が

おられれば是非情報提供ください。

ag-ryu@yamaryu.net

以下は今日届いた鈴木さんからのメッセージです。

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古民家を希望している3組の家族が居ます。2020/09/24

 

❶ひと家族は夫婦2人、30代飲食店、古民家で飲食店をするのが夢でこのタイミングで進めたいと熱望しています。先週末は嬬恋村をオールぐんま連携で内見に行っています。

赤城山古民家IRORI場月一marché農窓市出展者さんです。

 

❷家族で東京在住、ご夫婦と子ども2人小学生と未就学児の4人家族。古民家で暮らすのが夢でその空間で子育てをしたい!旦那さんはアパレル関係、奥さんは近い将来飲食店を始めたいのでその為にも古民家を手に入れたい。こちらもオールぐんまで対応中、これまで渋川、中之条を回っています。

 

❸ご夫妻で身体ケアのお仕事をしています。養蚕農家がご希望です。

 

どうぞよろしくお願い致します。

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この方が前橋市移住コンシェルジュの鈴木さん。元上野動物園の飼育員さんで彼も前橋市に移住されました。コミュニティを大切にする親切な移住のガイドさんで、今では群馬の移住相談に頑張っています

 

 

これが彼が移住相談を行うIRORI場。コミュニティのハブです。

産直の美味しい市場が月に一回開催されています。

赤城山古民家IRORI場月一marché農窓市

赤城山へ登る途中にあります。

 

 

鈴木さんの仲間たちを紹介します。

赤城山観光企画DMO法人「赤城自然塾」の事務局長の下田さんDMO法人とは、Destination Management Organizationの略称で、現在、観光庁が観光政策の柱の一つとして推進しています。

人口減少・少子高齢化に直面する最重要課題となる「地方創生」において、インバウンド需要の取り込みなどによって交流人口を拡大させ、地域を活性化せる原動力です。

 

 

 

DMO事務局次長の渡辺さんと新メンバー関さんが

電動アシスト自転車の観光ツアーコース設定

 

 

DMOには元競輪選手の松島さんと?

 

 

こちらもDMO新メンバーの鈴木さんも赤城山を素敵にお化粧中

 

 

IRORI場を民泊センターとして運営する栗原さんと手島さん

 

 

古民家でヨガや語らい

 

 

古民家の庭で月一回のマーケット

 

 

林業で暮らす仲間たち

 

 

今年、加わった二人の仲間

川島さんは動物セラピー 橋本さんはスポーツで。

二人が赤城で暮らし続けれられる応援を

 

 

川島さん、この子達をよろしく。羊たちも2歳になりました。

白樺牧場で暮らしています。羊たちも仲間。

 

 

 

スポーツなら先輩はSamSakaiさんです。橋本君をよろしく(^^♪

そして奥さん酒井絵美さんもトライアスリートです。このご夫妻が赤城山の移住の先輩してから赤城にスポーツはイノベーションしています。

 

 

 

 

 

 

 

Samさんの次のチャレンジは

赤城山ヒルクライムのバーチャルレース

 

 

酒井絵美さん。

Samさんは奥さんと出会って赤城山に暮らすようになった\(^o^)

 

 

 

鈴木さんの話では、赤城山は犬ぞりの聖地らしい。

 

 


 

農業のチャレンジャ―もいっぱいおられますが、今回は代表してチーズ工房のスリーブランさんを紹介します。※次回は美味しいもの特集でたくさんの仲間たちを紹介します。

 

おいしいチーズを大切に育てる6頭の牛にミルクで作る青年。

ミルクを運ぶな?って牛たちの隣でチーズを作ると美味しくなるってことです。大規模なチーズ工場ではこの味は出来ない。

ダンナさんは北海道の出身。

畜産大学で出会った奥さんのふるさと赤城に来てくれた\(^o^)

 

 


赤城の森を育てる仲間たちを紹介します。

例えば「A&Gの森」や「群馬銀行の森」、「サンデン株式会社」 「あかぎ団の森」・・・・・・・・・・・・・・

このような法人の取り組みによって赤城山は「市民の森」へ変わってきました。私は企業が1ヘクタールの山林を社会貢献事業やパリ協定の排出量取引の目的に管理することを呼び掛けています。赤城にようこそ\(^o^)/赤城南麓森林組合の仲間です。

 

 

刀鍛冶の高橋さんも鍛錬場を赤城に開きました。

クールジャパンです\(^o^)/

 

 

世界で有名なパイプ作家さんも赤城の工房で作品を生み出しています。徳富さんです。

 

 

中ノ沢美術館と多くのアーティストがアトリエを開きクリエイティブな活動をされています。木工アーティストの富田さんも。次回は富田さんやアーティストをもっと紹介します。

 

 

まだまだ、たくさんの赤城のチャレンジャーがおられる。

次回に特集します。今日はこれで・・・そして前橋の赤城だけでなく将来は赤城山麓に広がる前橋〜桐生〜みどり〜日光〜片品〜沼田〜昭和〜渋川を含めた「ぐるっと赤城山DMO 構想」を目指し、加盟自治体で赤城山を発信していかねばなりません。

 

現時点で連携している企画は以下です。

 ①自転車周遊コースと自転車ステーションの設置 

②民泊や古民家カフェなどの開設支援 

③観光農園や6次産業の推進 

④有害鳥獣駆除の一斉実施 

⑤首都圏キャンペーン展開 

 

これらは、どこの自治体でも単独では不十分です。山麓一周のまちをまとめていくべき。

これも赤城山の求心力だからできるのです。

 

真冬の赤城山頂でのブリザードキャンプ?

こんなことを思いつき実行する青年もいます

だから赤城は魅力的