実写版です。
妻から、
「共通の話題を持ちたい」
と勧められました。
何故コレ選んだ…。
日本とアメリカが共同で原子力潜水艦を秘密裏に造り、自衛隊に譲渡されるのですが、その原潜〈シーバット〉が、その一艦のみで国家を名乗り、大暴れするお話です。
大暴れというか、従来の国家では実現できない形で軍事力を用いることで、平和を目指す感じですが。
原作はかなり古く、アニメ化もされてますが、いまYouTubeとかで少し見るとCGをふんだんに使った作品を見慣れてると、若干見劣りします。
実写版はリアル志向で、個人的にいま観るなら、この実写版かな、と思います。
CGもハリウッドに負けないくらい頑張ってます。
もともとは、〈シーバット〉を追う、海上自衛隊のディーゼル潜水艦〈たつなみ〉の艦長 深町 と〈シーバット〉の艦長 海江田 とのダブルヒーローかなとも思うけど、実写版は完全に海江田が主人公な感じですね。
〈シーバット〉と現在の日本の〈たいげい〉とかの潜水艦ならば、正面からぶつかったらだめかもしれませんが、両方見つかってない状態からぶつかったら、〈たいげい〉のほうが勝ちそうな気がしますね。
潜ってるときはバッテリーで静かですし。
まあ、聴く話によると、それよりもスクリューの形状が静かさに影響するとか。
〈たいげい〉はプラスチック系みたいです。
本作の中で〈シーバット〉が最強なのは、エンターテイメントとして必要な要素ですから、深く考えちゃダメですね。
一応、ひととおり見ましたが、コレ観てると、変に背筋が伸びて、モーツァルトが聴きたくなりました。
近くの図書館にもモーツァルトあると思うので、借りてきたいです。
あと
「1番から3番管、戦闘用意」
「weapon ready」
「all ready」
「発、射、」
みたいなのがカッコいいです。
最後が「テー!」とかじゃなく、ゆっくり「発、射、」なのが個人的にツボです。
ガマンできず、潜水艦の本を買ってしまいました。
それを言うと、妻に呆れられましたが。
川重で設計やってた人が書いたやつです。
潜水艦は全然知識がなかったのですが、右に舵を切るのが、正面を十二支の子として「禹の舵」から転じて「面舵」、左を「酉舵」から転じて「取り舵」、本作には出てきませんが、舵そのままで正面が「よろしく候」から転じて「ヨーソロー」というのは、妻に説明しました。
『宇宙戦艦ヤマト』にハマったときに調べたので。
最初は、なかなか重い作品なので、いやいやなところもありましたが、いまは続きがでることを心待ちにしています。