童謡『赤とんぼ』と水星の魔女『祝福』 | ボクとその周辺

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主にゲームやアニメのこととか書きます。あと、映画とか音楽のこととか書きます。
あと、日常のこととか、気が向いたら心理学関連も書くかもです。

童謡『赤とんぼ』は姫路の近く、たつの市が舞台の童謡です。


  夕焼け小焼けの赤とんぼ 負われてみたのはいつの日か

  山の畑の桑の実を 小籠に摘んだは幻か

  十五でねえやは嫁に行き お里の便りも絶え果てた

  夕焼け小焼けの赤とんぼ とまっているよ竿の先


美しい歌詞です。

でも、けっこうこの3番の便りが誰から誰かは不明と言われます。

ボクはけっこう現代文はできました。

はっきり言って自明です。保母さんみたいな、このお姉ちゃんから歌ってる人(主人公)へです。


これはそのお姉ちゃんを偲んだ歌です。

1番が恐らく最古の記憶、

2番が恐らく最も印象深い記憶、

3番で本題を明かし

4番でいまも変わらぬ赤とんぼと、二度と会えないだろう、そのお姉ちゃんを対比しています。



ここで、急にYOASOBIの『祝福』に移ります。

6話まで来て、「僕」が「エアリアル」、「君」が「スレッタ」というのが明確になって、歌詞の意味が引き立ってきました。


  遥か遠くに

からずっと修飾や並列で単語が並んでいて、まずそれが

  共に生きるから

につながってます。

また、

  ずっと昔の記憶

からも修飾や並列で単語が続き、かなり後の

  共に闘うよ

につながります。

ここまでがプロローグと本編の間の時系列です。


そして

  決めつけられた運命

から

  どんな物語にも出来る

というエアリアルの意見が入り、その後からは未来だと思います。

ちょっと歌詞の中の 操り「人形」 のカッコの付け方が気になりますね。


  逃げるように 隠れるように

はこれから起こるであろう出来事

  いつの間にかこんなに強く

エアリアルの驚きが語られています。

ここで赤目モード発動でしょうか。


  これは君の人生

から

  もっと強くなれる

までエアリアルからスレッタへの呼びかけです。


最後に

  この星に生まれたこと

から

  その全てを愛せるように

  目一杯の祝福を君に

につながってます。


ラストバトルは水星ぽいです。

あと、エアリアルがスレッタに対して、

「この星(水星?)に生まれたこと」

って言ってるんですよね。



この作品の助演女優賞はプロスペラー(の声優さん)だと思います。個人的に。


プロローグの最後にルブリスに乗った後、

スレッタ(娘のクローン?)と話してるとき、

「エアリアル」(真の娘のエリクトがとりついている)と言うとき、

感情の微妙な変化が素晴らしいです。




追記


最近人気の転生ものは、現在の企業のあり方を皮肉ってたり、歪んだ成果主義への当てつけと言うところがあると思います。


前者の例は『幼女戦記』、前世の大企業の管理職のやり方で第一次大戦のレベルの軍隊を指揮して、悪魔のように言われてます。


後者の例はRPG的世界観の多くの作品ですね。

頑張れば公平にレベルアップします。



しかし、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』は大企業の雰囲気を正面から描いてると思います。

「スペアはまだあるわ」

っていう

親族や友人の話からして、そんなに間違ってません。


まだ親子の会話の領域にあるグエルのところが平和に見えます。

「親の言うことが聴けないなら帰ってこなくてよろしい」

って感じ。なんて平和なんでしょう。


蛇足でした。


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