将棋もゲームということで、ゲームカテゴリです。
話は飛びますが、ボクが最初に将棋に触れたのは、病院の病室の前に設けられた公共スペースです。
おじいちゃんに駒の動きを教えてもらいました。
そのすぐ後は、家族や友人と少しやってましたが、すぐに飽きてしまいました。
友人はどんどん飛車先の歩をついて攻めてきますが、ボクは他人と同じことをしたくありませんでした。
形としては振り飛車なんですが、互いに囲いも何も知りませんでしたから、先に攻めた方が有利です。
もうボッコボコです。
将棋への興味は消えてませんが、勝てないので少なくとも自分で将棋を指すということはやめてしまいました。
そんなときに、アニメの新作を観るのに使ってたAbemaTVに将棋チャンネルを見つけ、そこに『初級講座』があるのに気づきました。
ホントの基本、居飛車、振り飛車をそれぞれ4回、計12回にわたって説明してくれてます。
特に基本部分では、駒の動き方から説明してくれてます。
ケータイアプリとかでもここから説明してくれてるものはないでしょう。
羽生さん監修の、すごく詳しいアプリが以前はありましたが、iPhoneのアップデートについて行けず、無くなってしまいました。
だから本を買ってきて読んだりしてましたが、やっぱり人がしゃべる講義を聴くと全然違いますね。
因みに、無料です。
基礎は、
石田直裕四段が講師、
山口恵梨子女流二段が相手役です。
話の合間に山口さんが質問して、講師の石田さんが答える感じです。
山口さんが、大好きなポケモンの話とか交えてきたりして、子供やゲーマーにもとっつきやすい感じです。
そして石田さんも、ちゃんとポケモンを知ってて合わせてくれて、山口さんがとても嬉しそうです。
「ここに角を打つと、王様と飛車のどちらでも取ることが出来ます。」
「これは〈はかいこうせん〉ですね。」
みたいな感じです。
居飛車は、
講師が佐藤慎一五段に代わります。
山口恵梨子女流二段は引き続き相手役です。
佐藤さんは、少し年齢が上の人です。
ポケモンの話ができないので、若干山口さんが不機嫌な感じがします。
そしてそれは、矢倉の囲いの回で爆発します。
基本の進め方を少しやった後、先手を佐藤さんが、後手を山口さんが打つ形で、合い矢倉で詳しく解説する流れになりました。
佐藤さんとしては、最初にやった進め方に従って、両方が同じように打ってゆき、
「同じように打つと後手は不利になりますね。
そういうときは…」
みたいにしたかったんだと思います。
佐藤さんがポンと打った手に対して、山口さんが無茶苦茶キツい手を打ってきます。
解説用に、一般的にこう打つ、みたいな手です。
しかし、それは悪手だ、と言わんばかりにたしなめます。
ひとつひとつ恐ろしく鋭いです。
両方自分でやれば良かったのに、山口さんに後手を任せてしまったのが運の尽きですね。
まあ本気でぶつかれば佐藤さんの方が強いんでしょうけど。
で、気になって調べてみたら、
山口恵梨子女流二段は〈攻める大和撫子〉の二つ名を持つ中飛車使いでした。
ポケモンの話が通じる石田四段から講師が変わって、居飛車の良さを語られて、だいぶイラッとしたんでしょうか。
フワフワした雰囲気からは想像できない〈攻める大和撫子〉が一瞬垣間見えました。
でもその辺りも含めてカワイイ人です。
いま視聴中ですが、振り飛車は、
黒沢怜生五段が講師、
飯野愛女流一級が相手役です。
基本のと同じように、2人とも楽しそうにやってます。
遠い昔にボクがやろうとしてたのは〈三間飛車〉だったようですが、なんか〈四間飛車〉の方が好きですね。
これをよく観て、あと囲いの回ももう一度復習しましょうか。
いくつかパズル系アプリもやりましたが、将棋はやはり桁外れに洗練されてます。
これを機に、将棋アプリでコンピュータとやってみるのもいいでしょう。
将棋は、ポーカーとかと違って、オフラインのアプリが多くて良いですね。