でも、なんか木村さんを応援したくなって、買っちゃいました。
これだけSMAP関連の話題が規制されている中でニュースにもなってた、木村拓哉さん主演のゲームです。
(ジャニーズも力を失ってきてるのに、何を恐れてるんでしょうか。
NHKですら、平成の時代にSMAPがいなかったかのように番組を作って、相当視聴者からのお叱りを受けたようです。)
これまでも多くの芸能人を出演させてきた、龍が如くスタジオの最新作ですね。
ちょっと勢いで買ってしまって後悔しましたが、やってみて5分で買ってよかったという印象に変わってました。
後悔というのは、主人公を木村さんが演じてるだけで、また毎回積んでいる『龍が如く』を買ってしまった、と思ったからです。
でも、作品の雰囲気が全く違います。
まず主人公 八神隆之ですね。
仁義の世界ではなく、ボクたちが知っている世界に生きている人間です。
言葉づかいや考え方も、ボクたちにとって親しみがあります。
ボクたちが生きている世界と言うよりは、ずっとテレビで観ていた、木村さんのドラマの世界です。
それが、実際に存在する街をモデルにした、非常にリアルな空間で展開されます。
あと、名前が隆之(たかゆき)なので「ター坊」と呼ばれてますが、わざと「拓哉」を連想するようにしてるのではないでしょうか。
まだ序盤ですが、主人公が呼ばれるときは「ター坊」か「八神」で、「隆之」と呼ばれたことは一度もありません。
次にゲーム性とかですが、アクションについても、『龍が如く』シリーズとは顕著な違いが付けられています。
『龍が如く』はリアル志向で、通常の戦闘でも殴るべき場所を殴るというところまで行ってます。
本作はキレイなグラフィックはそのままに、『極』以前の、敵が吹っ飛びまくる爽快なアクションという方向性です。
スタイルは「円舞」と「一閃」が存在し、前者は足技を主とする多数の敵に対する動きで、後者は掌底などの中国拳法を思わせる単体に対する動きとなっています。
ゲージがたまってから△の特殊攻撃も健在で、おなじみの、レンジでチン、もあります。
そして、探偵という設定なので、公式動画にもよくでてますが、尾行や変装とかピッキングといったアクションも用意されてます。
あと、ストーリーが少し進むと、ドローンをいつでも飛ばせるようになり、空から神室町を見下ろすことが出来ます。
探偵アクションのひとつとして、何かを探すのに一人称視点で周囲を見渡すイベントがありますが、必ず(?)どこかに野良猫を見つけることができ、トロフィーの条件になっているようです。
とにかく、親しみやすい雰囲気が本作の特徴ですね。
何より主人公の声や口調、そして立ち位置です。
ヤクザの知り合いですが、サクザではなく、ヤクザになったこともありません。
以下、ネタバレありです。
八神はもと腕利き弁護士で、絶対に不可能と言われた殺人事件の容疑者を無罪にしました。
しかし八神が無罪にした男は、恋人を殺して放火します。
炎の中で燃えてゆく、面識のあった少女の遺体を見た八神は、自信をなくして弁護士を辞めてしまいます。
それから少し経ったところから本編がスタートするわけです。
さて、本当に彼は殺人鬼だったのか…
そんな感じでしょうか。
本編スタート後は、探偵として対象を捕まえるまでがチュートリアルになっていて、そこからオープニングムービーという流れになってます。
最後に相手が殴りかかってきて戦闘になりますが、倒したあとに「訴えるぞ」と脅してきます。
そこで、ジーンズに革ジャンのスタイルで少し軽めの八神が、弁護士バッジを見せつけるところが、もう『HERO』ですね。
やっぱり木村さんはゲームでもカッコいいです。
芸能界も、もういい加減に忖度(そんたく)は終わりにしましょう。
追記
ピエール瀧が逮捕されて、販売停止になってしまいましたね。
いい作品なので、このまま放っておいて欲しくないです。
CGモデルの動きは既にあるので、できれば代役でモデル作って、声録音して、パッチ当てて欲しいです。
モデルは、あの一眼レフが椅子を取り囲んでるシステムで作れると思いますが、細かい調整は必要そうです。
声はパパッと声優さんにお願いして出来ませんかね。
更に追記
欧米版は問題発覚時には、まだ発売されていませんでしたが、モデルを差し替えて発売したとか。
つまり、差し替えるのは難しくないと言うこと。
それをあえてしていないって、
何か企んでませんか…
誰か、驚くようなキャストをお願いします。
最近アーティスト活動に力を入れている、あの人なんかいいと思いますけど。