『とある科学の超電磁砲』 | ボクとその周辺

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あと、日常のこととか、気が向いたら心理学関連も書くかもです。

一方通行(アクセラレータ)って『魔術』側では途中からちょっといい人になって、小説で主人公にさえなってましたが、改めて見るとヒドイことやってましたねー。



でも、よく〈ベクトルの操作〉なんて能力思いつきましたねー。

はっきり言って『ジョジョ』のDIO様より強いです。

と言うよりは、普通に考えて最強のDIOの〈世界〉の能力でも勝てないもの、というところから考えた気がします。

かなり前の作品、というか最初の超能力バトルですから十分すぎますが、気合や怒りみたいなことじゃなく、原理的なもので勝って欲しかったです。



一方通行が改心(?)したあと、敵対した相手が使ってた、ベクトルの反射を破る方法が腑に落ちないです。

それは
「攻撃を寸止めしたら、後ろ向きのベクトルが働くので、反射されたら前向きのベクトルに変わる」
というものでした。


でも確か、一方通行は〈運動量〉を反射してたような気がします。
うろ覚えで自信ないですが。

運動量=質量×速さ で、ベクトルの方向は速さの方向と一致します。

では、当たる瞬間に速さがゼロになったら、方向がどうとかいう前に、運動量の大きさがゼロになってしまいます。

因みに、二つの物体がぶつかったり、分裂したりした、前後の速さを求めるときに、運動量保存則を使います。
物体が斜め方向とかに飛んでくなら、タテとヨコにベクトルを分解しなきゃダメです。


寸止めした場合に、後ろ向きのベクトルが働くのは〈加速度〉です。

ニュートンの第二法則は
質量×加速度=力
です。

加速度のベクトルの方向と力のベクトルの方向は一致します。

因みに、重量では加速度は重力加速度です。

高校の物理では、重力加速度は一定ですが、場所によって違ってたりします。

赤道に近い方が、地球の自転の遠心力が大きくなるので、重力加速度は相殺されて小さくなります。

運動量でとくやつ以外は、この辺でちまちまやってもいいですが、外力がない場合はエネルギー保存則ですねー。


あの世界の超能力の設定は
「あまりに強力な想像を持つ者は、それを具象化する」
みたいな感じだったでしょうか。

ならば、運動量も加速度や力も概念なので、一方通行が
「運動量を反射する」
と考えたら、ダメージを受けなくなると思います。

まあ、それでは面白くないですが。

著者も、最強の彼を主人公にするために、苦労してるのがうかがえます。

脳を損傷して時間制限ができたのもそうですが、その治療をした〈カエル顔の医者〉はあのひとで間違いないですね。

顔が肖像画と似すぎてます。
『自然の光』とか『奇跡の医書』とか、彼の著書がいくつか家にあります。
後者は初期の『アトリエ』シリーズにも登場してますね。


今回は、なんか蛇足が多すぎでした・・・

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