VITAです。冬はゲーム機おいてる部屋が寒いので、携帯ゲーム機中心になります。
アドホックで通信したりできますが、ソフトが二つ入ってる「共闘ダブルパック」があり、弟に半分出せと言われて購入しました。
主人公は、檻(おり)に入れられて、悪の魔法使いマーリンに生贄にされそうになってます。
しかし、主人公の手元には魔法の本リブロムがあります。
これは誰かの日記であり、読むことで、書いた人の経験を追体験して、自分の経験にできます。
ちなみに、この本喋ります。禍々しい表紙の割に愛嬌があります。
また、欲望に支配されたら、人でも動物でもモンスターになってしまい、その姿が実に気持ち悪いです。
特に人間から変化したものは、ボスとして登場します。
ハーピーとかは恋愛が敗れたことで過食症になった女性で、5~8mぐらいあるぜい肉と鶏と女性がくっついた感じです。
まあそんな感じの世界観ですが、戦闘とかのシステムも独特です。
魔法は、MPとかの数値でなく、供物というアイテムを消費して使います。
また、供物は様々な種類があり、追体験(ステージ)の開始前に持っていくものを選びますが、持っていける種類に限界があります。
あと、使用回数も限られます。
その辺の縛りが、面白くしてる要素の一つですね。
ステージを進んでいく感じてはなく、ある程度の広さを持った空間で、現れる敵を倒してゆくのですが、作品のメインとなってるのはボス戦ですね。
このボスが、最近の作品では珍しく、かなり強いです。
多彩な攻撃をどう見切り、どのタイミングで攻めるかとかが重要で、『モンスターハンター』に似てますが、供物がなくなると攻撃の手段が無くなってしまうのが大きな違いです。
魔法だけで、通常攻撃がないのです。
攻撃回数が限られるので、敵の攻撃に当たらなければ、絶対安全なときに、当てやすいところに一撃入れる、みたいなことができません。
身の安全よりも、弱点に当てられるチャンスがあれば突っ込まねばなりません。
どうやったら勝てるんだ、って敵もいますが、最後の必殺技みたいのもあります。
「禁呪」です。
自分の体から炎を発して、周囲を焼き尽くす「サラマンダー」は自分の皮膚が焼けてしまい、以降はダメージが二倍になってしまいます。
自分の脊髄を取り出して剣にする「エクスカリバー」もあるみたいです。
壮絶でギャンブル的な技です。
最大の特徴と言っていいのが「生贄」のシステムです。
敵を倒した後も、あくまでも瀕死状態で、これを助けるか生贄にするか選ぶことができます。
どっちにしたかで「聖」と「魔」のどっちのパラメータに経験値が入るのか決まります。
あと、仲間も死にかけてたら、自分の体力の半分を分け与えて助けるか、生贄にするか選べます。
生贄にすると、周囲の敵に強烈なダメージを与えられます。
そのへんが協力じゃなく共闘なわけです。
ただ、味方が勝てば死んでても勝ちになります。
うーん、ややキツイ難易度とややグロテスクな雰囲気から、人を選ぶ作品ではありますねー。
ゲーム性はいいけど、ボク的には、モンスターは『ドラゴンズドグマ』みたいに、伝説に沿った感じの方が好みですね。
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