最近ゲームとか書きまくってたので、ちょっと心理学関連も書きたくなりました。
ボクは正直言って、いまの日本の精神医学や心理学には疑問があります。
精神医学の問題は、まず、効果のある薬は知ってるけど、症状の原因はどうでもいいことですねー。
患者さんが多いからひとつひとつ考えてる暇がないのも確かですが、考えるためのノウハウも何も知らない感じです。
あと、症状は全て悪いもので、完全に直さなきゃいけないと考えるところです。
多くの神経症は、何かが偏り過ぎているから、それを元に戻そうとする〈補償(エナンティオドロミー)〉の働きが原因です。
要は心の正常な働きの副作用です。
だから、むりに薬で押さえ込んだら悪化する場合もあります。
精神系の薬はすごく効きます。
まあ、合わないと思ったら、また飲んだ人が明らかにおかしくなったらやめた方がいいです。
日常生活に支障がないくらいに症状を抑えられればいいのです。
ボクが心理学者だと思うのは、フロイトやユングの周辺というか直接つながりがある人だけです。
「条件付け」のあたりの人も正統派という感じではないですし、ユング派の河合隼雄すら心理学者と言うより心理学研究家という感じです。
テレビで、不倫を繰り返す夫に結婚したばかりの頃のような情熱を取り戻すために、夫婦で魔女に会いに行くというのがありました。
魔女は子羊の心臓を手にとって、夫に
「これはおまえの心臓だ」
と言って、真っ赤に焼けた金属の棒で心臓を貫きました。
その映像を観ていた心理学者が
「なるほど、これは吊り橋効果ですね。
怖い体験などを一緒に体験すると、好意を感じるのです」
・・・うーん、日本の心理学者はその程度か、という感じです。ただの物知りな人です。
子羊はキリスト教の迷える子羊です。
神の庇護のもとにある、というか普通の人間のことです。
そして後はごく単純、故に心に届きやすい隠喩です。まあ、連想ゲームですね。
熱いものが心臓(ハート)を貫いた、ということです。
これは本人が気付いてなくても、いや気づいてない方が心に届きます。
知識人とかテレビによく出てきますが、後ろの本棚でレベルが判りますねー。
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