条件付け | ボクとその周辺

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主にゲームやアニメのこととか書きます。あと、映画とか音楽のこととか書きます。
あと、日常のこととか、気が向いたら心理学関連も書くかもです。

今回は〈条件付け〉です。
『ガンスリンガーガール』でお馴染みです。『ガンダム』でも強化人間がこれを施されてました。

要は誰かの行動の傾向を、好きに変えてしまう、と考えて良いと思います。

よく〈行動心理学〉とか〈動機付け〉とか言われるのも基本的に一緒です。
また、〈催眠術〉もこれの発展…というより一部ですね。

ただ、これについては専門ではないので、間違いとかもあるかもなので、ご了承くださいです。


これを最初に提唱したのは、パブロフという人です。犬で実験したのはあまりにも有名です。

この内容を詳しくいうと、

まず、肉粉を与えるのとベルを鳴らすのとを同時に行うことを繰り返します。
この過程が〈条件付け〉です。

充分条件付けされた後、ベルを鳴らすと、あたかも肉粉を与えた時のように、いっぱい唾液が出てきます。
これが〈条件反射〉です。

関係ないですが、条件付けしなくても起こる反射が〈無条件反射〉です。
目に光を当てたら瞳孔が閉じるとかですね。


さらにこの発展型が〈オペラント条件付け〉です。スキナーって人だったと思います。ちなみにオペラントとはオペレーションです。

パブロフとの違いは、受け身ではなくて、「自分からそうしたいと思うようになる」ことです。

その方法は、相手があることをしたときに、エサとなるようなものを与えることです。

エサとなるものは、実際に何かあげてもいいし、物じゃなくても、褒めてあげてもいいです。
とにかく、快楽を与えればいいのです。

難しく聞こえますが、何かについて指導したり、子供を育てたりする過程で、普通にやってることです。


催眠術とかもこれをうまく使ってやりますが、テレビでやってるような、レモンが酸っぱくないみたいな、感覚が変わるほど深くかけるのは、何度も面談を繰り返す必要があります。つまり、テレビのは多分ガマンして食べてます。

簡単なものでは、彼氏とデートして、お昼をおごってもらったときに、「今日は楽しかった」「またデートしようね」とか言うと、今度もおごってくれるかもしれません。

あと、霊能者が被験者に話しかけると、被験者の口を借りて悪霊が喋り出す、みたいのも催眠術です。
薄暗い部屋にお札貼ったり蝋燭つけたりして、雰囲気を出すとかかり易いです。

催眠術じゃないですが、人がひとりやっと入れるくらいの小さな箱に閉じ込めて、死んだ先祖の声が聞こえるとかいうのもあるそうです。
不安になったら、特に外交型の人は、無意識からの声が聞こえやすいです。


ちょっと〈条件付け〉を結構ずるいやり方みたいに感じる人もいるかもですが、自然に相手のことを思ってやったことで、結果的にその形になるならば、全く引け目を感じることはないです。

あと、相手に使われた場合、これは条件付けなのではないかと意識できていたら、効きません。
条件付けは無意識にコンプレクスを作る行為なので、その部分が意識的だと前提条件が崩れます。

以前に書きましたが、情動(大きな感情)を感じたとき、その情動が記憶とセットで保存され、コンプレクスとなります。

〈条件付け〉では、あるモノについて、ホントは情動と言えるほどの感情が必要なところを、他のモノによる情動で代用してしまってるわけですねー。


最後に、エサのような喜ばせるものでなく、して欲しくないことをした時に、嫌がることをしても〈条件付け〉は成立します。

しかし、喜ばせる方が3倍効くそうです。
体罰はダメという前に効率的じゃないです。





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