旧石川県庁跡地、「しいのき迎賓館」1階にあるカフェ&ブラッスリー・ポール・ボキューズで、ランチのMenu B¥2592。
前回は、昨年5月18日にハタとホタテのキャベツ包みを頂いております。
フレンチの巨匠ポール・ボキューズ氏の名前を冠したレストランは2階で、1階にあるのは今回利用したカフェ&ブラッスリー。
こちらでは、週末のみランチを提供されております。
また、ポール・ボギューズといえば元祖(という表現はマッチしないかな)クリームブリュレ。 それを頂けるデザートセットもありますヨ。
ランチメニューはAとBの2種類ありますが、前菜のあり/なしが違うだけで、主菜は同じ。 今回は、こんなラインナップ。 ちなみに、一番上に書かれている「スパイスの香りを付けた鶏肉のリエット マルコポーロ風」は前回から変わらず。
ランチはデザートとアフタードリンクが付いており、デザートは4種類の中から選択できます。
前回は看板メニュー?のクリームブリュレを頂きましたので、今回は違うものをと、ショコラブランとオレンジのムースデュオをチョイス。 ドリンクはコーヒーで。
カフェは「しいのき迎賓館」と金沢城址の間に広がる芝生の庭を望むロケーション。 イベントがあると外がごった返してイマイチですが、イベントのない日はのんびりとした雰囲気です。
さっそくナプキンとカトラリーが並べられました。 お店のロゴが入った真っ白なナプキンが綺麗。 でも、テーブルの上一面に敷かれた白い紙はちょっと好きでない。 お店にとっては交換が楽なんでしょけどね。
まず運ばれてきたのは鶏のリエットとパン。
この鶏のリエット、スパイスの風味が効いており、舌触りもムースのように滑らか。 何よりお味がとっても美味しい。 これだけでワインとともに頂きたい感じ。
パン(バゲット)は長時間熟成してあるため、イースト臭のまったくない、食べやすい仕上がり。
パンにリエットをのせ、オリーブオイルを垂らして頂きます。
このリエット好きです。 美味しい。
今回はMenuBをオーダーしたので、続いては前菜の「冷たいトマトのスープと爽やかな加賀太胡瓜のジュレ」。
お皿は随分と大きいのですが、肝心のスープは少なっ!
ピンク色に泡だった冷たいスープには、オリーブオイルの粒が浮かび、中央には太胡瓜のジュレがあしらわれています。
まずはトマトスープのみをすくって口に運びます。
かなり酸味の強い味わい。 ホールトマトに使われている細長いタイプのトマトに似たお味。
加賀野菜の太胡瓜のジュレ。 試しにこれだけすくって味わってみます。
...青臭い。 まぁ、胡瓜らしい味といえばらしいけど。
トマトのスープとともに頂きましたが、やはり青臭さが気になる。 ちょっと好みじゃないですねぇ。
そして、メインディッシュ。 豚スペアリブのソテー。
ソースのデザインされた垂らし方が洒落てます。
骨付き豚肉はふっくらコンガリと焼かれており美味しそう。
こちらは付け合せの、ピキージョ風味のサフランライスと夏野菜。 左下の黄土色のヤツはグリルしたカボチャ。 サフランライスの陰になって見えつらいですけど同じくグリルしたインゲン。 それに赤いのは赤ピーマン。 ってことは、これピキージョ種かな?
さっそく豚スペアリブにナイフを入れ... って固っ!!!
ジム帰りに立ち寄りましたので、腕がちょっとだるいんだけど、何とか力技でお肉を切り分け、頂きます!
豚肉はしっかりとした噛み応えに加えて旨みをジュワっと口の中に染み出し、とても美味しい。 なにより、ソースが美味しい。 何のお味ですかね?
カットし辛いことを除けば、なかなか満足できるスペアリブでした。
サフランライスは、細かく刻んだ赤ピーマン(ピキージョ種)が混ざっておりますが、この香りは正直よくわかりませんでした。 それでもサフランの香りは豊か。 普段頂く黄色いライスはターメリックばっかりで、本物のサフランライスは久々。 やっぱり香りがイイですね。
さて、食事後はデザート。
ショコラブラン(ホワイトチョコ)とオレンジのムースに、フレッシュのオレンジが添えてあります。
お皿の周りには、削りおろしたオレンジの皮とピスタチオの飾り。
ムースデュオの名前通り、チョコラブランのムース(下段)とオレンジのムース(上段)の構成。 それをしっとりしたスポンジの土台とオレンジ風味のジュレで上下をサンドイッチしてあります。
さっそく、ショコラブランとオレンジのムースデュオをパクッと。
ひんやり&ふんわりとしたムースの食感に、ホワイトチョコのまったりした味わいとオレンジの爽やかな香りが相まって、やさしいお味。 美味しいですね。
最後はコーヒーで〆ます。 フレンチらしい、酸味を利かせたコーヒーでしたね。
のんびりした時間を過ごせました。
ご馳走様。