元祖フランスパン@横須賀ベーカリー | 南町リーマンの昼休み

南町リーマンの昼休み

金沢市の南町、武蔵ヶ辻、近江町、香林坊界隈でのランチを食べ歩きする日々を綴る。B級グルメも稀にあり。


南町リーマンの昼休み-100129_1832~01.jpg


関東で...随分前に食べたモノ編です。


週末はウチゴハンなのでネタに困ります。 で、蔵出し。


京急の横須賀中央駅すぐそばにある横須賀ベーカリーで、元祖フランスパン¥150


金沢の皆さん、フランスパンはフランスのものじゃないんですよ、知ってました?


というのは半分嘘で。


色んなblogに経緯が説明されていますが、元々は幕末にあった製鉄所の技師として招いたフランス人の人達向けにつくられていたパンで、いわゆるバゲットの焼き時間を短縮して大量に生産するための工夫がされたパン、のようです。

つまりはじめはバゲットだったわけですから「フランスパン」っていうのも嘘ではないってことですネ。


これを売っている横須賀ベーカリーは、創業昭和3年の歴史あるお店。


店員さんも年季の入ったお姐さん方で、ガラスのショーケースにはいった、このフランスパンのほか、カレーパンやコロッケ、ハンバーグなどを挟んだ惣菜パン、カステラをはさんだシベリアなど、コテコテの日本のパンを売ってます。

写真では判り辛いですけど、右はしに見えるショーケースにパンが入っています。

夕方に写したので左側のケースが空ですが、朝方は左のガラスケースにも一杯パンがならんでます。

いまどきガラスケースにパンをいれて売るっていうのも珍しい。


南町リーマンの昼休み-100129_0902~01.jpg


で、肝心のフランスパンですが...完全にコッペパンです。

皮の部分がやや固めなところに、ややバゲットの痕跡を感じられなくもない、ってとこでしょうか。


写真では5円玉をおいて大きさを比較してますが、コッペパンとしては巨大です。

バゲットとしてみると短いし、そもそも形がぜんぜん違うし。


南町リーマンの昼休み-100129_1832~02.jpg


「元祖フランスパン」というパン、なんでしょうね。

ただ、横須賀ネイビーバーガーや、横須賀海軍カレーのようないわゆるご当地グルメのように、横須賀のあちこちで売っているわけではないようです。


コッペパン、と書きましたが、そのとおりでパンの中に何も入っていません。

ただ、食べてみると、ほんのりと甘い味がします。 また、コッペパンやバゲットのようなパサついた感じもなく意外としっとりしています。

やさしいお味ですねぇ。

南町リーマンの昼休み-100129_1833~01.jpg


すごくシンプルなパンですが、美味しいですよ。 素朴な味わいがイケてます。


金沢から横須賀に行く機会ってなかなか無いとおもいますが、機会があれば是非。

オススメです。