大きな声では、言えない話。。。
みなさん、
現在の小学校の家庭科の教科書に載っている調理実習の料理が
「えぇ⁉その料理は、いったい何?」
というメニューになっていることをご存じですか?
お子さんがいらっしゃる方でも案外、
子供の教科書をまじまじと見ることはないですよね。
今日は、これを見て驚いてください。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240629/11/ryourinou/3e/2d/j/o0824062615457186754.jpg?caw=800)
①教科書で唯一載っている煮物が
写真左ページの「野菜の煮物」
じゃがいも、にんじん・・・ちくわ!?なぜ?
これは、昔は「肉じゃが」だったと思われます。
今は「ちくわじゃが」。
えぇ??
②右ページの「魚肉ソーセージのピカタ」
え?
一般的には、ピカタといえば「豚肉」または「鶏むね肉」にしませんか?
不思議料理です。
③右ページの「スクランブルエッグ」
西洋の料理を紹介しているのに、
なぜ「しらす干し」が具なのか?
④右ページの「ツナ入りポテトハンバーグ」にいたっては、意味がわかりません。
普通にひき肉のハンバーグを教えてくれませんか?
5年生の子供に、いきなり、ひねりすぎた料理を教えて、役に立つ?
いや、これって、ハンバーグって呼ぶこと自体、間違えでは?
と思うでしょう?
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これね、残念ですがすべて、仕方がないことなのです。
文部科学省の学習指導要領に
<生の肉や魚は扱わない>という一文があるから。
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ここに載っているメニューは
生肉と生魚の代わりに・ベーコン、ハム・魚肉練り製品・ツナ缶・しらす干しのオンパレード。
つまり、調理実習の定番カレーも作れない(泣)
「私の子供の頃は、そんなことなかったよ。」と多くの方が感じていらっしゃると思います。
こんな風になったきっかけはO-157の食中毒事件。
これが原因で、調理実習で、生肉、生魚を扱うのは危険だと考えられるようになったのです。
食中毒の危険が伴うから、小学生に生肉、生魚を扱わせないってどう考えてもおかしくないですか?
英語は、より本物に触れようということでネイティブの先生の英会話の授業があるのに、
本物の肉じゃが、本物のハンバーグ、本物のカレーは作れなくてポテトハンバーグ⁉
なるものを作らせているって、どういうこと?
<家庭科に激アツ>な私としては
何とか現在の家庭科のこの状況を変えたい!!といつも思っているし、
お子さんにおうちでお料理させてあげて~♡
カレー、ハンバーグ、そういうものは学校で習っていると思ったら大間違い。
調理実習で、包丁や火には慣れたかもしれないけれど、
本物は作っていないから。
私は、2歳半からの子供料理教室を15年前に立ち上げて
今は主に、夏休みに小学生に料理を教える仕事や、ボランティア活動をしています。
園児や小学生のうちに
「料理って、楽しい♪」「おいしくできた!」という自信
この気持ちを持つことが子供たちの自己肯定感を上げることにつながっていくからです。
小学生対象の料理教室をします。
企業の福利厚生での開催だったり
〇〇市の住民でないと受けられなかったり
というものが多い中で今、1つだけ、広く告知できるものがあります。
私が27年間専門にしている
「調理科学」と「お菓子作り」を融合させたプログラム
<キッズ・サイエンス・クッキング>です。
理科×家庭科自由研究のような学びを提供します。
高校受験必須!
中学2年の化学実験「炭酸水素ナトリウムの熱分解」などを
台所の科学に落とし込んで
おもしろい実験に仕立てて子供たちに体験してもらいます。 ↓ ↓
その後は、その実験を活用したお菓子作り。
炭酸水素ナトリウムって、つまり重曹のこと。
蒸しパン、ラムネなどを作って、
化学変化を調理工程の中で、観察していきます。
「なぜ、こうやって作るのか?」
「すると、お菓子はどう変化するのか?」
一緒に考えながら、解き明かしていきます。
子供たちのわくわくが止まらない!
写真を見ても伝わると思いますが、
男の子グループの盛り上がり方が、半端なくって、
はしゃいじゃって、大興奮!
うちの料理教室、男の子の参加率が、女の子を上回ることも多いのです。
私は、みんなをどう驚かせようか考えるのがいつも楽しいし、
私自身が5歳から料理が大好きだから
私の中にいる、ミニまきこが、そんなみんなをうれしい気持ちで見ているの。
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<キッズ・サイエンス・クッキング>
2024年7月15日(祝)14時半~16時
東京・品川¥500
ご興味ある方は、詳細をご覧ください。 https://kli.jp/t/CckH/bBoUFRt/