ドーナッツが油っぽくなってしまうのは●●●の違い  | レシピのいらない料理術

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サイエンス クッキング プロデューサー 木村万紀子のブログ

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「ドーナッツを手作りすると、翌日には油がまわって油っぽくて・・・。
揚げ立てと全然違うんです。」

というお悩みが寄せられました。
 

ミ〇タードーナツのドーナツは、
箱に入れて持ち帰って、そのまま翌日まで置いてしまったとしても、
 

紙の箱が、ドーナッツからしみだした油でベタベタになることはありませんよね。
 


 

何が違うのでしょうか?

 

・・・・・・・・・・

 

おはようございます。

サイエンスクッキング プロデューサー
木村万紀子です。


今日は、メルマガにこの話を掲載しました。

 

 

さて、試しに、
質問者の方がネットで検索していろいろ試したとおっしゃっていたので、
このお悩みをネットで検索してみると・・・。

 

「キャノーラ油を使うとカラッと揚がる」とか、
なたね油がいいよなどと書かれていますが、

どれも的確な答えとは言えません。


誰に質問するかを間違ってはいけませんよ(・_・;)



そもそも、

 

市販のドーナッツは、
みなさんがいつもお使いのような
液状の油では揚げていません。


業務用の

「ドーナッツオイル」を使います。
 

フライ用のショートニングですね。
 

それは常温では、白い固形の脂です。


 

フライヤー(揚げ鍋)に入れて熱すると
溶けて液状になって、

いつもみなさんがお使いの油と同じように揚げることができます。

 

何が違うのか?

冷めたときに、差が出ます。

 

冷めて常温になると、また固体に戻るのです。
 


 

つまり、ドーナッツが吸収した油が
ドーナッツの表面で固まります。
 

だから、
ドーナッツを紙の上に置いても
表面から油がしみ出さないのです。
 

ドーナッツをかんだときにも、
油が固まっているから
サクサクと感じやすい
というメリットもあります。

 

 

家庭で液状の油で揚げると、

揚げて冷めてからも
油が液状ですから、

 

揚げてから時間が経つと、
生地がベタベタに感じてしまったり、


生地の表面から内部まで
液状の油がしみ込んで、
油が回ったように感じてしまうのです。



それでは、このドーナッツ油で揚げればいいんだ!

それができればよいのですが、

業務用で、そう簡単には手に入りません。

 

 

では、「手作りのドーナッツが、翌日になると油っぽくなってしまって」

 

というお悩みを抱えた方に、

 

私はどうお答えしたと思われますか?

 

      つづく


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