2017年自分的エンタメ視聴総括 | 涼夏のまだまだやりたいこといっぱいある。

涼夏のまだまだやりたいこといっぱいある。

まさにタイトルどおり。まだまだやりたいこといっぱいあるんです。まさやんの曲からいただきました!

日記はまさにやってることやりたいことを書いてます。


映画紹介はCafe mirageでやっているのであえてドラマ。
年間を通して面白かったのは…

やっぱり『やすらぎの郷』。
テレビ朝日が新たに打ち出した昼の帯ドラマ。
脚本が『北の国から』の倉本聰さん。

テレビ業界人で許可された人しか入れない老人施設やすらぎの郷の
人々の物語は倉本聰さんの今のテレビ業界ヘの意見や非難も
織り込まれていたり、普通NGじゃないか?というキャスティングも
あって引き込まれて見ていた。
そうだ、昔のドラマってこういうドタバタ感と涙する部分が交互にあって
飽きなかったなあと。
往年のスターのスキャンダルを連想するようなネタもありつつ、
残りの人生をどう生きるかという終活の姿を描いていた。
倉本さんだから書ける台本だなあと感嘆した半年だった。

そのあとも『トットちゃん』、『越路吹雪物語』と
昭和が好きな私にはたまらないラインナップが続く。



『やすらぎの郷』と言えば。オンエア途中で野際陽子さんが亡くなった。
自分の好きな作品にいつも出演されていた。
母親役と言えばこの人というイメージがある。
『ずっとあなたが好きだった』では冬彦さんブームの立役者、
『静かなるドン』ではVシネ版でもテレビドラマシリーズでも
主人公の母・近藤妙を演じている。
(ちなみにVシネ版の方は日本映画専門チャンネルでオンエア中。)
年明けの『必殺仕事人スペシャル』にも出演されている。
私は月影先生がいなくなってしまったショックが一番大きい。
月影先生は野際さんしかいない。


今年は訃報が多かった。
松方弘樹さん、渡瀬恒彦さん。
時代劇好きな私にとって松方弘樹さんは大スターだった。
『元気が出るテレビ』で見せるお茶目さもありつつ、
時代劇での殺陣の力強さ、カッコよさが大好きだった。

渡瀬さんの二時間ドラマは数えきれないほど見たと思う。
夜明さん、十津川警部。
体当たりだった『そして誰もいなくなった』
役者として最後まで生きた渡瀬さんの芝居に涙した。


連ドラとしては東海テレビ×WOWOW製作の『犯罪症候群』を
かなりはまってみていた。
東海テレビさんは年末には地上波でWOWOW版も放送。
東海テレビと言えば。
可児のアーラ映画祭の時にちらっと阿武野プロデューサーから
聞いたような気がするが新年に東海テレビ製作のドキュメンタリーが
地上波で一挙放送する。
『人生フルーツ』や『居酒屋ばあば』もその対象なので
東海地方の『人生フルーツ』ファンは要チェック。


スペシャルドラマはテレビ東京、愛着を込めてテレ東さんのものが結構好きで。
『冬芽の人』、『テミスの剣』、『巨悪は眠らせない』としっかりした原作を
演技力がたしかな役者を揃えて製作されていた。
いつか二時間ドラマはテレ東という日が来るかもしれない。
大晦日の『孤独のグルメ』、年明けの『忘却のサチコ』も気になる。
今夜更けにやっている『孤独のグルメ』傑作選。
前も見たのにまた見てしまっている自分がいる。


『バイプレイヤーズ』『下北沢ダイハード』も良作だった。
20年昔なら通った企画が今のテレビドラマでは通らない中で
テレ東さんの企画は新しさの中に昔があるから好き。
昔の月曜ドラマランドとかのカラーの作品があっても
面白い気がしている。
「もし○○が△△だったら…。」という発想から
オリジナルを製作する企画は今後も期待したい。
そういえば4月スタートの『執事 西園寺の名推理』も
この発想なんだろうか。
日々そうだったらいいのになと妄想していたことが
現実に見られる日はどうやら近そうだ。
ありがとうございます。テレ東さん。


テレビ朝日の土曜ワイド劇場がなくなり、日曜朝に移動している。
そのせいでよくスーパーヒーロータイムを見忘れる…。
実は日曜朝になってから新しい作品が何作か発表されていて
高橋克典さん主演の『庶務行員 多加賀主水が許さない』、
松重豊さん主演の『内閣情報調査室 特命調査官・ハト』、
安田顕さん主演の『白い刑事』辺りは次のシリーズも
期待したいところ。


今年は復活したドラマも多かった。
『コード・ブルー』、『コウノドリ2』。
『遺留捜査』は久しぶりの連ドラで舞台が京都へ。
どこへいっても変わっている糸村くんこと糸村刑事は
どこにいっても順応性があるというのを立証するように
オンエア時間も木曜8時へ。
科捜研を村木さんからマリ子さんへ渡す形で『科捜研の女』へリレーした。
『黒革の手帳』は武井咲さんでのリニューアルとなったが
予想以上に悪女役がはまっていた。
その後に続いた武井さんの事務所の先輩米倉涼子さん主演の『ドクターX』は
今年最高視聴率を叩き出す。
「私、失敗しないので。」
この言葉と御意な人たちがいる限り
まだ続けられそうではあるが果たして?


BSで始まった『水戸黄門』も武田鉄矢黄門様と若手助格コンビ、
兄貴分な弥七のやり取りが面白い。
武田水戸黄門は毎回四字熟語と東北の名物が楽しみ。
地上波の水戸黄門と流れは変わらないが
印籠はさすがに45分には出ない。
もう少し遅い時間に出てくる。
格さんが少しずつ印籠を出し慣れていくのが面白い。
端から出すのが当たり前でなく
そういう理由で印籠を出し始めたら定番になっちゃった的な
しっかりと納得の行く流れになっているのはいまどきな感じ。
知多半島映画祭で弥七役の津田寛治さんと話した際に
見てますと直接伝えてしまった…(^-^;



TBSのドラマが戻ってきたなあと感じた今年。
『カルテット』の会話劇の面白さ。
唐揚げにレモンをかけるかかけないか。
四人が絡まる群像劇。
ラブの匂いもありつつ。ラブでは終わらなかったのがすごくよかった。

『あなたのことはそれほど』で快演(あえて怪演ではない)を
見せていた東出昌大さん。
個人的にはWOWOWの『予兆~散歩する侵略者』もお勧めしたいところ。
映画『散歩する侵略者』のサイドストーリーだが
本編を見ていなくても十分黒澤清監督の世界が楽しめるはず。


WOWOWといえば『アキラとあきら』も面白かった。
池井戸作品に出演していた俳優が脇をしっかり固めた上で
向井理さん×斎藤工さんという組み合わせがなんともよくて。
この作品に関しては原作を読まずに見たが
後から原作を読みたくなった作品だった。


日テレの水曜10時枠は安定感。
『奥様は、取り扱い注意』は金城一紀さんによるオリジナル。
誰もが夫の西島さんが普通の夫なわけがないと
はじめから思っていたに違いないが
途中登場の玉山鉄二さんに
『八重の桜』メンバーキター(゜∀゜)と思った方もいるはず。
続編や映画化の噂もあるので発表を待ちたい。


2018年の1月ドラマが始まる前から4月スタートの情報も入ってきているが
岐阜・東濃が舞台の朝ドラ『半分、青い。』は見たいと思っている。
あ、もちろん『コンフィデンスマンJP』も、西園寺執事も。


来年もいいドラマにめぐり会えますように。
いい映画、いい現場にめぐり会えますように。
では皆様良いお年をお迎えくださいませ。