舞台に立つ

 女の子の生徒さんが、

「もしピアノの先生が ピアノ下手だったら、私

その教室をやめる」と言っていたのを思い出しました。

その言葉を聞いた時、一瞬 ものすごいプレッシャーを感じましたが

率直で至極もっともな意見で、

そう思っているのは 生徒さんだけでは無く、

保護者の皆さんも きっと同意見だろうと感じました。

(お家でたくさん練習して来てくれたよ、なおくん）

私は音楽指導の他に 演奏活動もしておりますが、

何度舞台に立っても 未だ慣れず、

いつも口から心臓が飛び出しそうで（笑）

それでも微笑みながらお辞儀をするのですが、

脚はガクガクと震えている有様です…。

(かくれんぼ大好き、あんちゃん&らんちゃん）

上手に弾きたいと願うほど、プレッシャーは大きく膨らみ

練習中から 常に不安はつきまといます。

それは 私に限らず、

舞台に立つ生徒さんも 皆同じです。

薄暗い舞台袖で、

汗ばんだ手を握りしめながら じーっと固まっている 出演者の生徒さんを見ていると、

自分自身のような気がして

「大丈夫、大丈夫、頑張って」と言葉を掛けずには いられません。

舞台に立つことは、

自分を信じること

自分に負けないこと。

暗い袖から  ライトの当たる舞台に出て行くみんなの後姿は、とても凛々しくて

そこまで辿り着くまでの過程が ドラマのように

思い浮かびます。

今年もツインズコンサートの時期がやって来ました。

私も 出演者の皆さんも

プレッシャーと闘っています。

でも、舞台に立った人しか感じられない達成感が

そこには待っています。

しっかりみんなを支えるから、

思い切り どーんと行こうね(^_^)