振り返り 思い返す

色とりどりの毎日を


失ったわけじゃなくて

忘れたわけじゃなくて

僕の中の どこかに刻まれてるよ

決して 消えることはないからね


いつか 思い出の中で

過ぎ去った日々を一つずつ

未来に向かって 追いかけよう


いつか ずっとずっと先の

まだ知らない未来の時に

また一緒に 足跡を辿ろう


きっと きっと

約束だからね


だからね

立ち止まらずにいるよ


それまでは

まだまだ

旅の途上


いつか一緒に

ゴールする時を

迎えるまで









頑なに
抱え込んで

春の陽射しにも
気付いていないのかな



思いを問うことも
出来なくて

触れることで
傷つくかもと
近づけなくて


手を伸ばすことを
戸惑いながら

背中を見つめて
言葉を探している


思い迷い
巡らせるばかりで

影は長く
風は冷たく

また今日も
過ぎて行く


ただ信じて
待つしかないのかな

いつか
暖かい
春の陽射しを受けて

花びらが
ほどける時を




照らしているの
照らされているの

お互いに大切なこと
気づいているだろうか



素直に
言葉を紡ぐことが
出来なくて

絡んだ糸みたいに
思いが迷路で迷子


届きそうで
届かないこの手

どこに行けば
いいのだろうかと

行き場を
探して止まない


ふと誰かに
呼ばれた様な気がして
振り向いてみたけれど

誰も
居るはずもなく

そんなこと
知っているのに…


いつの間にか
思いは深く沈み

出口は
遠ざかるばかりで

何が
不安なのか

何を
信じられないのか

どんどんと
殻は厚くなるばかり



ねえ…

顔をあげて

こっちを見てよ





セピア色に廻る
想い出は優しくて

幸せの時を
幸せと知らずに
当たり前で

それで
良かったのだろう


振り返り見た夕空が
想い出の景色を抱き
眠れと呟きながら
灯りを落とす


今日は
幸せだっただろう?

知らずに過ぎていくのも
それで
いいのだろう

今日も
当たり前に
過ぎ去った

いつの日か
また

優しいセピア色の
想い出として
廻るのだろう

幸せの時を
幸せと気付かずに
当たり前に

そう
ずっと
これからも

僕が灯りを
落とすまで…








見つけたと
思ったのに

それは
間違いだと
気付いて


初めて
手にした時のことを
思い出したけれど

また直ぐに
たくさんの記憶に紛れて


大切なはずの
ものなのに

どうして
覚えていない
知らない振りを
してしまうのだろう


本当は
抱きしめたいのに?

本当は
大きな声で
呼びたいのに?


怖いのかな?

手離したくないのに?

認めたくないのかな?


そんなはず
ないのにね