『蕾』頑なに抱え込んで春の陽射しにも気付いていないのかな思いを問うことも出来なくて触れることで傷つくかもと近づけなくて手を伸ばすことを戸惑いながら背中を見つめて言葉を探している思い迷い巡らせるばかりで影は長く風は冷たくまた今日も過ぎて行くただ信じて待つしかないのかないつか暖かい春の陽射しを受けて花びらがほどける時を