頑なに
抱え込んで

春の陽射しにも
気付いていないのかな



思いを問うことも
出来なくて

触れることで
傷つくかもと
近づけなくて


手を伸ばすことを
戸惑いながら

背中を見つめて
言葉を探している


思い迷い
巡らせるばかりで

影は長く
風は冷たく

また今日も
過ぎて行く


ただ信じて
待つしかないのかな

いつか
暖かい
春の陽射しを受けて

花びらが
ほどける時を