ジムニーエンジン不調 | くるまの整備・鈑金屋さん 

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茨城県筑西市にて 自動車整備、修理、鈑金業を営んでおります。日々のあれこれを徒然なるままに…

今日の修理はジムニーJA71Vエンジン不調修理になっております。
症状は加速時、ハイギアに入れると加速不良が起こります。ボコつく感じ。
既に点火系、燃料フィルターは交換してありまして、エンジンルームを見ているところ
燃料はホースを外すと吹き出して来ます  ガソリンはとどいています。
バキュームホースのエア吸いを疑い全交換
調子が良くなるものの、症状は改善されず。
故障診断の肝となるプラグの焼け色は黒く煤けていました。
燃料多目(リッチ状態)か空気不足と推測できるが、症状は燃料ポンプが怪しい予感((( ;゚Д゚)))
燃料ポンプって、壊れるとエンジンがいきなり止まる症状がほとんど、一応タンクを見てみましょう
タンクの中身はとてもキレイ 錆もなく閉塞感もありません。
外見はキレイなポンプ   直接バッテリーに繋いで単体検査していくと回りが重い感。

以前、燃料が来てない車のプラグの焼け色がやはり黒くかぶり気味だったのを思い出して、燃料ポンプを交換する事にしました。
普通に考えると燃料が来ないとリーン状態(燃料が少ない混合気)になって、プラグは白焼けするんじゃないかと思うんですがねぇ🤔
経験上、ハイギアでボコボコいうのはやはりポンプの仕業かもしれない(・・;)
昭和58年式のja71ジムニー もう純正部品は廃盤に  今年は昭和98年ですから
汎用の燃料ポンプを電子的情報通信網でポチっとお取り寄せ  ja11のものを流用しちゃいます
組み付けて試運転すると見事改善。また経験値が増えました。
ガソリンエンジンの不調、故障診断の基本はプラグの焼け色からと 昔、丁稚の頃の親方がよくおっしゃっていた。

昭和は遠くなりにけりw