アクセル・ワールドの個人的評価 良作アニメ | りょうぴーの自由奔放批評空間

りょうぴーの自由奔放批評空間

どうもりょうぴーです。このブログは僕の好きなゲーム、アニメ、音楽、映画、特撮に関するレビューが中心です。
度々酷評もあるので悪しからず。
コメントはリブログのみで受け付けます。

評価 良作アニメ

シナリオ 13点 ハルユキの成長物語として見るなら良し。ただ初期の初期は面白くない。ご都合主義も多い。
作画 20点 サンライズによる素晴らしいバトルの作画。
声優 15点 声優はかなり良い。
設定 12点 キャラクター付けは良くなく、好きになれないキャラクターが多い。(初期のハルユキより能美嫌い)
音楽 18点 音楽は大半が良く、主題歌はかっこいい。
総合得点 78点

あの『ソードアート・オンライン』の川原礫先生が原作者のライトノベル。デブで内向的な性格な影響でいじめを受けながら毎日を過ごしていた少年ハルユキが、学校からの羨望の的である黒雪姫先輩に誘われ、その出会いからハルユキの運命が変わる…というのが内容。ソードアート・オンラインを好まない傾向な自分が楽しめるものかどうか視聴したが、面白いアニメだった。

評価点としてはこのようなところが挙げられる。
全体の話の流れは、俺TUEEEや主人公バンザイ系ではなく、弱者的立ち位置の主人公が強くなってゆく王道少年マンガ風。成長物語、バトル、友情、恋愛(まがいの何か?)を一度に楽しめる、バラエティーに富んだ面白味。
劇中に出てくるゲーム内のプレイヤー分身である『アバター』のデザインは非常に素晴らしい。特に僕がお気に入りなのは主人公機『シルバー・クロウ』のデザイン。シンプルながらかっこいい。
作画の出来は、さすがサンライズ、といったところか。バトルシーンの作画のド迫力といったらこの上なく素晴らしい出来。見ていてわくわく、ハラハラが凄まじい。
声優の質も良く、三澤紗千香、梶裕貴、浅沼晋太郎、豊崎愛生等が出演。
音楽もかっこいい。特にオープニングは聞いてて素晴らしく、非常にワクワクさせられる高揚感がある。

不満点はそこまでないのだが、挙げるべきポイントが大きく、そこが評価を下げていると感じた。
↓主人公ハルユキのデザイン。愛嬌のある見た目をしてるが主人公には向いてないキャラデザ。何故デブにしたのか…
ハルユキの見た目もそうだろうが、見た目よりキャラクターの性格が今一つ好きになれない。基本的に悪役立ち位置のキャラクターが大概がドのつくほどの悪人。
シナリオも序盤の展開は良くなく、ハルユキのうざさ、悪役ポジションのクズっぷりが不満要素。ハルユキの成長物語として見るなら良いには良いが。
また序盤から黒雪姫先輩ともう一人のヒロイン、後々加わるヒロインが好意を最初から抱いている的なご都合主義もマイナス。そもそも川原先生の作風にご都合主義が多いと考えられるが。

欠点こそ目立つものの、王道的で熱くなれる怒涛の展開や、かっこいいバトルシーン、質の良い音楽と、誉める所に恵まれている作品。バトルアニメ、成長物語好きならオススメ出来る、かなり面白いアニメである。