テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロスの個人的評価 神アニメ | りょうぴーの自由奔放批評空間

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評価 神アニメ

シナリオ 10点 改善こそされてはいるが原作が原作なだけに批判が多い。
作画 20点 ufotableの圧倒的な作画技術に目が離せない。
声優 17点 声優も良く、演技力は素晴らしい。
設定 15点 キャラクターもやはり元がアレなため賛否。その他設定はまぁ良し。
音楽 20点 音楽は非常によく、特に一期オープニングの『風の唄』(FLOW)はテイルズ屈指の神曲。
総合得点 82点

・かつて炎上案件でさまざまな方面で批判を受けたPS4,PS3専用ゲーム、『テイルズ オブ ゼスティリア』が原作。人に存在を感知されない『天族』の存在する世界で、天族に囲まれて育った青年、スレイは、古代の謎を解き明かすため、幼なじみの天族ミクリオと共に人間界へ降り立ち、そして成り行きからスレイは『導師』と呼ばれる世界を汚れから救う存在となるのが主なあらすじ。
個人的にはゼスティリアをクソゲーとは一ミリたりとも思っていない(批判の要因であるロゼも嫌いじゃない)が、炎上作品として出来が不安視されたものの、非常に面白いアニメだった。

評価点はこのようなところ。
何といっても特筆すべきは、Fate UBWやFate zeroの作画を担当した、ufotableによる素晴らしい神作画。バトルシーンの迫力と美しさを併せ持つ圧倒的に美しい作画に刮目させられる。
声優も、木村良平、逢坂良太(この二人はヴァルヴレイヴのハムエッグエルエルフとハルトのコンビで共演していた。)、茅野愛衣、小松未可子等、人気声優、有名声優が出演。(余談だが主要人物の天族ライラの声優は、亡くなった松来未祐女史に代わり下屋則子(代表作はFate stay/nightの間桐桜)女史が担当。下屋女史のライラはキャスティング上違和感なく聞ける。)
音楽もまた、BGMの良さはもちろん、主題歌の質も素晴らしく高い。FLOWの曲は神曲が多く、このアニメの一期オープニング、二期エンディングを担当している。その二つはどれも素晴らしい曲。

では次に不満点。
シナリオは元がやはり評判が悪く、改善こそされているものの、その一方で削られたエピソードがあるため、説明、尺がかなり不足している。また、ベルセリアの最序盤のエピソードが一期6、7話で語られるものの、肝心のベルセリア主人公であるベルベットは本編では大して登場しないため、これを特番枠かOVAならまだ良かったかもしれないが、本編に入れる必要性はあったのだろうか。

原作のシナリオの批判点、問題点をおおむね改善し、面白く昇華できた素晴らしい作品。バトルシーンの迫力は凄まじいため、バトルアニメ、ゼスティリアは嫌いでもテイルズが好きならオススメする。