先日本多劇場で「龍を撫でた男」を観劇してきました。
気が狂うって紙一重。
山崎さん演じる家則さんの精神病診断が自分に心当たりのあることばかりで冷り。
福田さんの脚本は初めてでしたが、美しい台詞に聞き惚れました。
ちょうど自分で脚本を書いていた時だったのもあり、初めて一つ一つの台詞が色になって見えてくるような感覚を味わいました。
是非本多劇場へ。
最近はライブの準備に追われたり追われているのを忘れたり。
昨日スーパーの前に繋がれている犬を見て、犬って何なんだろうと思いました。
人間の生活に溶け込んでいるけれど、元々は野生の動物だったのが何で今はスーパーの前に繋がれちゃってるんだろうなあと。
いつから犬は人間のペットになったんだろう。
かなり昔から人間とはパートナーだったようだけれど、今は狩りとか盲導犬とかそういう作業パートナーというよりは人間の癒しとか孤独を満たすような存在。
犬を飼いたいと思う人はただ単に犬が可愛いから飼いたいのかな。
もしかしたら人間の根本にある所有欲みたいな欲が気が付かないうちに働いていたりするのか。
でも元々犬が野生の動物だったっていう感覚がもうなんか無いですよね。
結構歯とか鋭いから野生の状態で出会ったら怖そうだけど。
野生のチワワとか、いるの?
かわいいけど森の中で出会ったらなんか異質な感じがするもん。
人間のところに戻りなって思う。
それ程人間界に身近。
なんかこれ動物愛護協会的な発想なのか?
僕は犬とかペットを飼いたいと思ったことがないからその感覚が分からないだけで、犬を飼っている人に疑問を感じるとか、犬は森に帰せ!とかではないのですよ。
実際犬の存在で人生が豊かになったり、心を癒してくれたり、本当に素敵なパートナーだったりする友人もいます。
ただ犬の存在があまりにも人間にとって身近で当たり前なことをおもしろいなあと思っただけです。
猫に手綱をつけて散歩させる姿はあまり見ないのに、犬にはなんで手綱をつけるのかなとか。
まあ車とか危ないからなんでしょうけれど。
犬は人間をどう思っているのかインタビューしてみたいですね。
人間と同じで、自分が野生だったこととか忘れちゃってたりして。
そんなことをスーパーの前に繋がれ、尻尾を振りながら僕をじっと見つめてきたわんちゃんを見てふと思ったのでした。
●飼うなら猫かな?お互い自由でいれそうだし、と思い、自分が面倒くさがり屋だということをひしひしと感じる坂口涼太郎のLIVE映像はこちら。