駅頭の後、事務所に戻り、
ドリップコーヒーを飲むことに気持ちよさを感じるのではなく、
ドリップしている時のコーヒー豆の香る香りに気持ちよさを感じる「たがや 亮」です
うーんっ、マンダム。
よく政治家が言っていた、「ふんわりとした民意」って、何だろう?
「みんながうすうす思っている、感じていること」かな?
「あの男の子、イケメンだけど、話つまらないから残念だよね」
「あの男の子、頭いいけど、人間的につまらないから残念だよね」
この類はうすうす感じていて、思っててもなかなか面と向かって本人に言えない事。
でもこれが、
「あの男の子、イケメンだけど、女癖が悪いから残念だよね」
「あの男の子、頭いいけど、性格悪すぎだから残念だよね」
はあまりに具体的で、女子の超クレーム対象、集中砲火を浴びそう。笑
対象が「抽象的な残念な例」から、「具体的な残念な例」に代わると人間は攻撃対象になるということなんだなと思う。
「あの男の子、性格悪そうだけど、話したら凄いいい奴だった」
は、逆また真、宅麻伸であることは言うまでもない。
さて、それを政治の世界に当てはめるとどうなるか!?
集団的自衛権行使容認閣議決定を政治にそれほど詳しくない人たちの目線で、例に出してみよう。
「日本の周辺国でけしからん動きがあるから、日本はそれに備えないとな・・・」
「日米同盟でアメリカだけにリスクを追わせて、日本だけ平和ボケは許されないよね。日米同盟強化で抑止力」
容認する人たちのうすうす感。(日テレ世論調査23.8%)
「大多数の憲法学者が違憲と言っているのに、なんで改憲せずに押し通すんだろう。」
「日米同盟は大事だけど、アメリカの戦争に加担する事で、今までの専守防衛の枠を超えてしまい、日本の平和ブランドが崩壊し、その結果、海外で活躍する日本人や日本そのものが、抑止力どころかテロ国家から狙われるリスクが高まるんではないか」
否認する人たちのうすうす感。(日テレ世論調査62.5%)
「憲法改正は時代に合わせて必要だと思うが、説明不足、強引なやり方では容認できないな」
「現政権における憲法改正は、何だかわからんけど、怖いよな」
中間派のうすうす感。(日テレ世論調査13.7%)
様々なうすうす感がある。
日テレ世論調査(http://www.ntv.co.jp/yoron/201506/index.html )
「立憲主義 に基づいて、与党は合憲と言っているが、大多数の著名で権威ある憲法学者が立憲主義に基づいて違憲と言っている。大多数を一部の学者のいう事を聞いてられないと言い、政治判断、合憲と言って様々言い訳を並び立てている事は滑稽。国民の85%は説明不足と思っている。ましてや、自民党が推薦した憲法学者が違憲と明言したのである。それを切って捨てて合憲であると強引に無理を通す事に、この政権の危険性と問題があると思う」
これが具体的な残念な例。
更にちょっと不適切な例だが、
「強盗企てて、我々は万引きだと思うからギリギリ大丈夫でしょ」
というような考え方はいい加減やめた方がいい。
(※そもそも万引きが犯罪)
そんなもんは、ライダ~キック!である。
与党は国民に理解をしてもらえるようしっかりメリット・デメリットを説明して改憲に向けて正面から主張すればいい。
ハードルが高いからと言って、裏口は通用しない。
さらに言えば、ハードルが高いとネガティブに思っているその程度なレベルでは、おやめになった方がいい。
戦後の方針大転換であるこの問題、
ここに「ふんわりとした民意」は危険極まりないのである。
今、立憲主義 が問われています。
国民にとって、まだまだ分からないことだらけでふんわりしている。
7月15日に法案衆院通過など一部マスコミも報道しているが、与党は一度法案を取り下げて、じっくり審議を重ねていき、国民の理解を得るべきだと思う。
日テレ世論調査で、85%の国民が政府の説明不足としている。
これが全てである。
具体的で、丁寧な説明が求められている。
「事をは謀る人にあり、事を成すは天にあり」
この言葉を政権与党に贈ります。
皆さんはいかがお感じになりましたでしょうか?
長文、最後までお読みいただきありがとうございました。
さて、政治を「たがや」してきます
Peace!
「政治に無関心でも、無関係ではいられない」