昨日のブログで立憲主義について詳しく教えて~
と黄色い声が飛んできたのでお答えします。笑
世界の中心で「立憲主義」を叫ぶ、セカチュウ「たがや亮」です
「立憲主義」って何ですか?
理想主義みたいなものですか?
違います。
「リッケン・シュギ~」って何ですか?
ドイツ人みたいな考えって事ですか?
・・・。遠くなってる、、、もっと違います。。。
まず、憲法とは権力者(政府与党)が暴走しないように権力者を縛る法律です。
六法全書って一度は耳にしたことがあると思うんですが、6つ(憲法・民法・刑法・商法・民事訴訟法・刑事訴訟法)の法律の一つが憲法です。
権力者の行為全てを憲法に照らし合わせて合憲かどうかを判断しなければいけない、そういう一連の手続きを「立憲主義」といいます。
一部の権力者たちの観念論、利益によって憲法から逸脱して立法することはできない仕組みが「立憲主義」という事です。
なぜ権力者を縛らなければならないか?
は、時に権力者は聞く耳をなくし、暴走して国民を不幸にするという観点からです。
では、立憲主義に基づいてない国はどこだろう?
解りやすい所で、北朝鮮。
権力者が独裁でいかようにも解釈し、思うがままにできる国である。
権力者の一存で全てが解釈され、決められる事。
そんなの嫌ですよね?
例えば、
「昨日まで許されていた飲酒が急に禁止になる」
「昨日まで自由恋愛できたのに、禁欲通達」
守らなければいずれも極刑・・・。
極論かもしれないけど、起こりうることである。
さらに、成熟した民主主義とは、いくら国民が選んだ国会議員が大多数で通したい法案でも、大多数の国民が理解していないことや、反対していることを押し通すことではないと思う。
選挙で勝って大多数だから何でもできる、国民の理解はいらない、次の選挙で云々・・・は、間違ったリーダー思考であると述べざるを得ない。
話変わり、
それでは、憲法は変えられないのだろうか?
変えられます。
衆議院475人の三分の二以上の賛成、参議院242人の三分の二の賛成の後、国民投票を行い過半数で賛成されれば改憲できる。
手続きのハードルが高い低いという私見はここではさておき、現在の憲法を変えたければ手続きを踏み、変えるしか方法はない。
それ以外にあるとしたら、クーデターしかないはずだという声が聞こえるのも理解できる。
そんな国は先進国では相手にされなくなる。
だから立憲主義という手段を使うのである。
アメリカも立憲主義に基づき27回も改憲している。
改憲、護憲、関係なく手続きを踏んで行えば立憲主義である。
時代に即した形で国民の生命・財産を守る、と同時に、国民の自由及び幸福追求に対する国民の権利を守ることが現実的に大事であり、目的。
あくまでも立憲主義とは「手段」であって「目的」ではないことを明記しておきます。
手段が目的化すれば全てが形骸化されます。
政治家になって国民の役に立つことが目的のはずが、選挙に勝つためが目的化してしまう話と同じですね。
ですので、何で今、現政権の行為が「立憲主義」に反している、クーデターじゃないかと大揉めにもめているのか、是非皆さんもお考えください。
民主主義と立憲主義は切っても切り離せません。
長文最後までお読みいただき有難うございました。
余談ですが、本文で私は「立憲主義」と何回言ったでしょう?
さて、政治を「たがや」してきます
Peace!
答え
(13回。憲法13条は幸福追求権であ~る)