渡部遼介オフィシャルブログ「Ryosuke’ Note」powered by アメブロ -66ページ目

北の国から2

カメラチェックWS(ワークショップ)の必要性 (9/9回)

そうした経緯があり、ようやくじぶんのしなければならないことを理解し、映像を研究しました。

はじめはメソッドと呼ばれるいくつかの演技法を何年か。

そしてそれがかならずしも、日本の現場にジャストフィットしないと判ると、映像演技のほかに、カメラや脚本の専門スキルも研究しました。

演出術も学びました。

これらは現場で直接必要ではありませんが、同じ現場でも意外とほかの業種のこと、メンタル、必要とされていること、ぎゃくに俳優・女優に求めていることはさまざまです。

それらのことをようやく理解し、いかに現場で演技パートが重要であるかを再認識し、今日(こんにち)にいたります。


これらは現場で学ぶということにおいては、とてもスタンダードです。

しかし、時間はかかります。

しかも、現場に行けないひとは、いつになっても学べず、その必要性すら気づくことさえできません。

とくに女優であれば、数年内に評価されなければならず、こうした経験や発見ができないとなれば、貴重な時間を有効利用しているとは言えないかもしれません。

ルックスも大事です。

演技では正直、カバーできないことが多いです。


そのうえで、じぶんの演技がどう完成されたか、こうしてチェックすることはいずれにせよ不要であることはありえません。


じぶんの姿を見慣れている。

それがなければ、研究はおぼつきません。

演出されたときに、その場で対処できません。


それにこうした経験は、きっと現場でも落ち着く材料になるでしょう。

現場は学びの場ではありません。

無意識なそうした甘えが、貴重な現場を食い潰していることに、やがて気づかなければなりません。


現場は最初から、プロの演技パートを求めているのですから。


もちろん売れているなかで、そうでない恵まれたかたもいらっしゃるでしょうが、おそらくあなたはそうではありません。


いずれにしろ、現場での期待値を1回目から超えていく、ことだけが、俳優・女優として生き残る唯一の方法なのです。


カメラチェックWS(ワークショップ)

カメラチェックWS(ワークショップ)の必要性 (8/9回)

ぼくは新劇出身です。しかし、それは演技の基礎を学ぶためのものです。

小劇団とくらべて遊びには欠けますが、それでも新劇は新人を教育する基礎能力が傑出(けっしゅつ)しています。

俳優座は一流の俳優を数えきれないほど輩出(はいしゅつ)しており、当時無料でもっとも適した場所でした。


その後、映像系の俳優事務所に移り活動していましたが、映像をみて驚きました。

じぶんではできていると思っていたシーンが、じつに物足りなかったのです。

その映像は正しくじつに正確でしたが、面白くはありませんでした。

もう劇団という看板や団体自体に守られていないので、個人でなんとかする必要がありました。

いえ、劇団にいたときでさえ、そのメンタルが必要でした。

それでも、なにしろ撮影現場で何十人と動いているスタッフが、最初はだれがなにをしているのか、さっぱり判りませんでした。

俳優がなにを求められているのかも、じつはよく解っていなかったのだと思います。


カメラチェックWS(ワークショップ)