渡部遼介オフィシャルブログ「Ryosuke’ Note」powered by アメブロ -235ページ目

(リ)アクション

行動はリアクション。

なにかの能動的な動作を、ひとはアクションという。

演技に必要なのはリアクションと言われる。


でもそれって、本当に違うものなの?

郷(ごう)に、従(したが)え。

雨のためロケは中止。セリフは翻訳されているため、日本語としては多少ぎこちない。

たとえば、ダイレクトなセリフが突然混ざるといった、日本人がおよそ使わないような流れを持ち、ぼくもそれらを説明するのだが、どうしても微妙なニュアンスが伝わりにくい。

この表現でもよいのか? NGならどんなニュアンスが違っているのか? その差異(さい)を尋(たず)ねても、同じ主張が繰り返されるばかり。

その割りにシナリオ自体はよく練(ね)られているので、おおきな問題にはならないところはさすがだ。

と同時に、個人的には時間を費(つい)やしキャラクターや狙いが解(わか)ってきたので、語尾に縛られず、わりと自分の言葉に近づけられるメリットもある。


シナリオやセリフを突っ込むと、ご機嫌ななめになるひとも多いが、このアメリカ人の監督は根気よく付き合ってくれる。


たびたび代わりにやってみせてくれるのだが、当然ながらハリウッド映画のよう。

それに英語に代わると急に疑問形になったりして、当惑するも興味深い。



最後に言われたことは、

「日本人が演じるタイプというのがあるんだけど、遼介さんはそれっぽくないね」



良し悪しというよりも、ある種団体競技。

褒められてばかりでも、いられないような気がした。

あのときの不安が嘘のようだ。

ぼくには敬愛(けいあい)する同業の先輩がいて、かれはぼくのなかに様々な言葉を残していってくれた。


そして緊張したり、交わす言葉がみつからないぼくに、出し惜しみなくアドバイスをしてくれた。


今、30歳も越えてなお心細かったじぶんの信念は、同じものなのに、確信に変わっている。


まぁ、演技が似ていると言われれたら、やはりオリジナルではいたいのだが。。。


なんにせよ、あのときの不安が嘘のようだ。