日常生活でも、チームで遠征した際もルームメートになり、良き友人で、良きライバルだった
Nick Kaschik（ニック・カッシック）氏の急な訃報が他のチームメートから入り、ショックであると共に、とても悲しい気持ちです。
ニックは、全米大学選手権で同室になり、僕が緊張でナーバスになって眠れないことを相談した時に、
「レースの前日にナーバスになって、一睡もしなかったとしても、来るべき時、然るべき場所でレースは始まるんだから、その時まで落ち着いてゆっくり過ごせばば良い」
と教えてくれました。
また、ニックは入学当時に２００ｍ個人メドレーで２分を切るベストタイムを持っていて、同級生がそんな千社だったのを知り、テレビや雑誌で見るランキング以上にアメリカの選手層は厚くて、速い選手がたくさんいることを思い知ったのを覚えています。
USCで行ったメインセットで最もしんどかったセットの上位に入ってる中で：
１ X １００、１ X ２００、１ X ３００、１ X ４００を４ラウンドで、１００と２００を個人メドレー、３００と４００は平泳ぎでタイムを取るというのがあったのですが、ニックと隣でレースをしなきゃいけなくて、お互いムキになって泳いだのは今でも鮮明に覚えてる最高の思い出の１つです。
１９９８年の夏、入寮した同学年のチームメートの他界は２人目です。僕たちの学年はスイマーとしては歳を取りましたが、まだ死ぬには早過ぎる・・・
南カリフォルニア大学は卒業生と在校生を「Trojan Family」と呼んでいます。新入生のイニシエーション、PAC１０、NCAA、そして、日々の生活を共にした兄弟の死は人生って何かを考えさせられます。
ニックの冥福を祈ります。
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