風神 あ~る・ベルンハルトJrの「夜更けのラプソディ」 -46ページ目



犬の姿を借り、地上のホスピスに左遷…もとい派遣された死神のレオ。

戦時中の悲恋。洋館で起きた殺人事件。色彩を失った画家。死に直面する人間を未練から救うため、患者たちの過去の謎を解き明かしていくレオ。

しかし、彼の行動は、現在のホスピスに思わぬ危機を引き起こしていた―。天然キャラの死神の奮闘と人間との交流に、心温まるハートフルミステリー。

─「BOOK」データベースより─

まだプロローグしか読んでいないけれど、ストレスなく読めるというのは何よりだ。結構期待してます。
読み終わったらレビューを書きます。

かなり昔の話で恐縮だけど、文庫本を読んでいて、ものすごくイライラしたことがあった。
内容になのか、その文体になのかはすっかり忘れてしまった。

読むとイライラする。でも、せっかく買ったんだからとまた挑む。で、イライラする。でも、せっかく買ったんだしと、時間を置いてまた開く。

開いて読み始めた文庫本を、イラッ! っときた僕は真っ二つに破り、唸り声とともにゴミ箱に投げ捨てた。
間違っていたら申し訳ないのだけれど、夏樹静子だったような気がする。

投げ捨てはしなかったけれど、辻仁成という作家さんがいる。随分以前に僕は一冊だけ読んだことがある。

それが何だったのか、帰ってから調べてみた。本が残っているわけではないから、探すのにちょっと手間取った。本が残っていないというのがすでに怪しい。僕の本棚には何十年も前のものだって並んでいるのだから。

その本は、『サヨナライツカ』だった。
レビューをたくさん読んだ。号泣ものらしい。



「人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと愛したことを思い出すヒトとにわかれる。私はきっと愛したことを思い出す」。

“好青年”とよばれる豊は結婚を控えるなか、謎の美女・沓子と出会う。そこから始まる激しくくるおしい性愛の日々。

二人は別れを選択するが二十五年後の再会で…。愛に生きるすべての人に捧げる渾身の長編小説。


─「BOOK」データベースより─

僕の感想は、なんだこれ……だった。
言葉の繰り返しになるけれど、それが内容によるものか、文体によるものかは忘れた。
多分、両方だったような気がする。

辻仁成ってこの程度の作家だったのかと失望した思いは残っている。薄っぺらい。稚拙だ。そんな印象だったと思う。それ以来読んだことはないし、読む気もない。

でも……レビューは高評価なんだよなあ……。

まあ、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』のレビューもほぼ100%高評価だったから、ここは自分の感性を信じよう。
これでも僕は、本読みの端くれ。


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残り3/4ほどを、4時間ぐらいかけて公園で読み通した。
日差しは暖かかったけれど、日が傾き、辺り一面を木々の影が埋めると、思った以上に寒くて、より読書スピードを上げた。

ナミヤ雑貨店と児童養護施設『丸光園』がつながっている理由が、若かりし日の店主浪矢雄治と『丸光園』の創設女性の話で明らかになる。



それぞれの登場人物にストーリーがあって、なんの関係性もなさそうだったものが手紙を通して全て繋がっていく。
とても良く考えられた物語。最後も意外なつながりを見せて終わる。

斜め読みとまではいかないけれど、早く読むと文章の雑さにあまり気が取られなくてよかった。
さらに、東野圭吾の文章はセンテンスが短い、ということに気がついた。

建夫に対して、申し訳ないという気持ちになった。そんなふうに心の底から思ったのは初めてだ。息子の我が儘を許してくれたことには感謝しなければならない。

─第二章 夜更けにハーモニカを─

わかりやすくいえば、スピードに強弱のない文章なのだ。個人のブログや何かを説明するためのものならわかる。

だけど、小説ではどうだろう……。
短いセンテンスをつなげていくのは、緊迫した場面だけでよいのではないだろうか。

筒井康隆ならどう料理しただろう。名手佐藤正午ならどう描いただろう。三浦しおんが乃南アサが貫井徳郎が本多孝好が誉田哲也が……書いたらキリがない。

良い小説というのは、読みかけを手に取ったとき「ああ、またこの物語の世界に戻れる」と喜びを覚えるものだ。そして、読み終わるのが惜しいと感じるものだろう。

ああ、せめて伊坂幸太郎が書いていたら、白新堂(新堂冬樹)が書いていたら、全く違った感動があったのかもしれない。

だからといって、この小説を否定しているのでは決してない。
いい話だった。


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この子たちは近隣にも誇れるぐらいの大きなお屋敷に住んでいた。父親は羽振りがよく、母親は笑顔の柔らかな人だった。お手伝いの婆やはよく気がつく優しい人で、仲の良い友達にも囲まれていた。

しかし、父親は破産、母親は病死、お給金の払えなくなったお手伝いの婆やは暇(いとま)を取り、妹は遠くに貰われていった。あれほど楽しかった一家は離散した。

この子はひとりぼっち、中秋の名月を見上げながら、優しかった母親の笑顔をまん丸の月に探す。
そんな情景が浮かぶ、なんとも寂しげな歌だ。

『十五夜お月さん』
作詞:野口 雨情
作曲:本居 長世

十五夜お月さん 御機嫌さん
  婆(ばあ)やは お暇(いとま)とりました

十五夜お月さん 妹は
  田舎へ 貰(も)られてゆきました

十五夜お月さん 母(かか)さんに
  も一度 わたしは逢いたいな


雲に隠れて十五夜の月はよく見えませんでした。
ちなみに満月は6日だそうです。
中秋の名月が満月と一日二日ずれるのはよくあることですね。

暑い夏は寒さの時を忘れ、冷たい風の吹く夜は暑さの日々を忘れる。
随分と脳天気な男だと思うけど、忘れるからこそ、人は生きて行けるのでしょう。


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東京も雨になった。
土砂降りの雨は困りものだけれど、しとしとと降り続く雨も鬱陶しい。

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』を読み始めた。そこで、ん?……と首を傾げている。
東野圭吾ってこんなに文章が下手くそだったっけって。

まあ、もともとそこに期待する作家さんではないことはわかっていた。でも、こんなにひどかったかなあって。



僕の中での「文章が上手い」の条件は、読みやすさも然(さ)ることながら、情景が苦もなく浮かぶかどうかが重要な鍵になる。

その情景がすっと浮かばない文章なら映像に勝てないのだ。
これはもちろん、映像は文字に勝てない、を前提にしている。

過去に読んだ小説を思い出すとき、映画を見たんだっけ? と記憶を探ることがある。
でも、どう考えても見ていない、という結論になる。それが上手い小説だと考える。

ところが、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は、それが浮かばないのだ。

どうしたものだろう。
でも、最後まで読む。
内容は絶対面白いに違いないから。

けれど、これは苦行に近いかもしれない。

読後にまた、感想は書きたい。
違う作家さんに書かせてみたいシリーズに入らないことを願いつつ。


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この世に、永遠なんてものはなくて、期限とか限界と名付けられたものが存在するだけだ。
僕たちは有限の中で生きている。

けれど、有限が無限を内包している。それに、僕たちは気づかないのだけれど。


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得るものがあれば、失うものがある。
それは努力や過失とは無縁であったりする。

自ら背負い込んでいくこともあれば、脱ぎ捨ててゆくこともある。
それは性分であったり、自らの決断であったりする。

得れば嬉しく、失えば悲しい。
背負えば重く、脱ぎ捨てれば軽い。

傷つけ、失い、許しを乞うその相手さえ目の前にいないとき、ひとは地獄の業火に焼かれる。
やり場のない気持ち、どうにもならない感情に、心も体も苛まれる日々もある。

眠って煉獄、目覚めて地獄。

けれど 得てもいなければ、失ってもいないものだとしたら。
それは錯覚だとしたら……。

この世に繰り広げられるのは、kaleidoscope、
万華鏡だとしたら……。

Eric Clapton/Tears in heaven


クラプトンはイタリア人女優ロリ・デル・サント(Lori Del Santo)との間に息子コナー(Conor)を授かる。彼は自分によく似た息子をとても可愛がり、父親としての時間を大切にしたいと述べていた。

しかし1991年3月20日午前11時、当時4歳半だったコナーが母親の自宅の階段を駆け上がっていたところ、たまたま開いていた踊り場の窓から転落して死亡した。
自宅は、アパートの53階だった。


─Wikipediaより抜粋─

『Tears in heaven』は1992年に発表された。

この世は時として悪夢を見せる。でもそれはきっと、夢なのだ。
ひとときの悪い夢。


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誰なんだろうと気になっていたから調べてみた。
ダイドーブレンドのCMに出ている女の人だ。

「深い」の可愛らしい声からして声優さんであろうという予想は当たっていた。





結井彩香役
竹達彩奈(たけたつあやな)
声優・アーティスト

1989年6月23日生まれ
埼玉県出身
身長:151 cm
O型

声優としては、2009年スタートのテレビアニメ『けいおん!』でブレイクして(中野梓役。2011年に劇場版が上映された)、その後も、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(高坂桐乃役。2010年に第1期、2013年に第2期)、『神のみぞ知るセカイ』(高原歩美役。2010年~2013年にかけて、第3期までが制作された)
『たまゆら』(沢渡楓役。2010年~2016年)など、コンスタントに主演、ヒロイン役やメインキャストを担当している。

演技力に加えて、「かわいらしい声質」と「キュートなルックス」をも併せ持つことも、大きな特徴であり、多面的に活動の幅を拡げている。

近年は特に活発に音楽活動を展開させており、2012年からソロ歌手として活動しているほか、2013年からは「petit milady」(悠木碧との2人組の声優ユニット)としての活動も並行させている。また、2013年から2014年にかけて展開された吉野家とのコラボ企画も話題になり、2014年にはWeb CMが制作された。

─Wikipediaより─



しかし、「深い」の一声で検索させてしまうとは……それをインパクトというのだろうか。

あまり飲んだ記憶が無いからわからないけど、ダイドーのコーヒーって美味しくないよね?


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ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それはクラスメイトである山内桜良が綴った、秘密の日記帳だった。

そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて―。

読後、きっとこのタイトルに涙する。「名前のない僕」と「日常のない彼女」が織りなす、大ベストセラー青春小説!


─「BOOK」データベースより─

原作にある高校時代のストーリーに加え、映画は桜良の死後12年が経過し、アラサーになった主人公たちの成長も描かれている。

「君の膵臓を食べたい」予告編
主題歌 Mr.Children「himawari」


これは社会現象と呼んでいいほどの小説。
ミーハー読者と化した僕は、こんな本まで読んでしまった。以前なら考えられないことだ。
賛否はかなり別れるだろうけど、あくまでラノベである、と覚悟を決めて読めば納得できる作品。

この作家さん、この話をいったいどの方向に進めようとしているのだろう……。
中盤のその部分を越えて主人公とヒロインが旅行に行く展開まで頑張れば最後まで読める本。

『世界の中心で、愛をさけぶ』を単行本で買って「お金を損した」と失望した僕だけど、これはありだった。

「君にとって、生きるっていうのは、どういうこと?」

主人公僕の問いに対して、ヒロイン桜良が考えに考えて探し出した答えに、一瞬体が揺れた。

「生きるってのはね──きっと誰かと心を通わせること。そのものを指して、生きるって呼ぶんだよ」


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今日も一日お疲れ様!
どうしたの浮かない顔して。具合でも悪い?

ん? 友達? 友達がどうかしたの?

友達はいるのかって?
うーん、どうだろう。
そういう君は?

いない? ふうん。

友達の解釈にもよるだろうけど、お茶したり買い物に行ったり、食事をしたり。
時にお酒を飲んで愚痴ったり。
そんなつながりを友達と呼ぶのは、すこし寂しい気がするね。

ん? 僕の解釈?
僕はね、緊急の時に連絡できる相手、かな?
もうどうしようもない時に頼る相手。

それを考えると、僕もいないな。

おとなになってからだと、友達って、できにくいからね。
それを考えると、お互い友だちを作りそこねた組だね。

友達であろうとしても相手が応えてくれるとは限らないし。

いいんじゃない。
友達だと信じ込んでて落ち込んじゃうより、いないときっぱり諦めるほうがさ。

君は誰かの友だちになれるかな。
僕はどうだろう。
キャロル・キングの歌みたいな友達がいたらいいね。


You've Got A Friend / Carole King

さ、明日も仕事だね。ぼちぼちやりますか。
いや、君はぼちぼちやらないね。
ま、体壊さないようにほどほどにね。

僕はさ、君の友達のつもりでいるんだ。
あれ、そんなにびっくりすることかなあ……。

僕を、片思いの友達にしないでほしいな。


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