「Hello Stranger」
数人のダンサー仲間たちで訪れるその女の人は、いつも僕にそう呼び掛けた。夜だというのに。
まぁ、彼女から見たら僕は紛れもなく異邦人だ。
でも、僕だけじゃなくて、君から見たらみんな異邦人だろう? なのになんで僕にだけ?
ストレンジャーには、変質者の意味もある。
僕は常に複雑な気分だった。
昔々の話だ。
その人がいつもリクエストした「Galaxy」はYouTubeで何度探しても見つからない。
タイトルが違ったのだろうか。いい曲だったのにな。
この人生、僕は頑張っただろうか。
うん、時々頑張った。
時々ね。たまにね。うん、頑張った。
だから、誰か褒めてくれないかなぁ。
褒めてもらえると嬉しい。僕は褒められて伸びるタイプなんだ。
もうあまり伸びしろは残ってないんだけどね。カツカツね。
みなさんお元気ですか?
気になって仕方のない人がたくさんいて、すごく気になっているんだけど、頓死寸前です。
Billy Joel / Stranger
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