眉村卓さん、本名 村上卓児さんは昭和9年、大阪市に生まれ、大阪大学経済学部を卒業後、コピーライターを経て作家としてデビューしました。
眉村さんは「まぼろしのペンフレンド」や「ねらわれた学園」など、少年少女向けのいわゆる「ジュヴナイルSF」を数多く発表し、昭和54年には人類が宇宙に進出した未来に植民地の惑星で展開される人間模様を描いた「消滅の光輪」で泉鏡花文学賞を受賞しました。
また、がんで闘病中だった妻の悦子さんを励ますため、毎日一話ずつ書き続けた作品は話題になり、「妻に捧(ささ)げた1778話」として出版され、映画にもなりました。
家族によりますと、眉村さんは数年前からがんを患い、先月8日から体調を崩し入院していました。
亡くなる直前までベッドの上で執筆活動を続けていたということです。
─NHK NEWS WEB より─
SF作家の眉村卓さんがお亡くなりになりました。
色々読んでいるはずなのに、若い頃だったので全く覚えていません。けれど一冊だけものすごく記憶に残っている作品があります。
『わがセクソイド』

男ばかりの静かな群集の輪の中で、全裸の女と下半身むき出しの男が激しくもつれ合っている。
必死に逃れようとしている男に女はしがみついて、妖しい誘惑のポーズを!
-<約束された未来>が何も期待できない、こんなふしだらな状態だったのか。
未来にアレルギー性拒否反応を示す男が、街中で遭遇した不思議な光景。
人間不信に陥った男とセックス専用のロボットの人間的な交流を描いたSF長編小説の決定版。
─あらすじ─
前途有望な青年だった年夫は、体制に迎合できず、またダラダラと過ぎてゆく日々に適応もできずにいた。
学生時代のライバルで、今は出世コースまっしぐらな水原は、昔どうしても敵わなかった年夫に対して友だち風を吹かせつつ、
実は、今こそ自分の才能をもって復讐しようと思い、まずは年夫に自信を持たせるためにも、異性に対する恐怖心を取り除かせるべく、流行のセクソイド・センターに誘う。
人間の女性と間違えるような、いや、それを越えるロボットの「ユカリ」にすっかり心酔してしまう年夫。
しかし、時代の流行に合わせて、指名の少ない古いタイプのものは、いつか性格改造され、記憶も一切消されてしまうと聞いた年夫は。。。
内容は憶えていないけれど、ひどく印象に残る作品だった。このタイトルを忘れたことはない。どこかで見かけたら、お手に取ってみてはどうでしょう。
眉村卓さん、安らかに。
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お許しください。