天国までの49日間 | 風神 あ~る・ベルンハルトJrの「夜更けのラプソディ」


「BOOK」データベースより
14歳の折原安音は、クラスメイトからのいじめを苦に飛び降り自殺を図る。
死んだ直後に目覚めると、そこには天使が現れ、天国に行くか地獄に行くか、49日の間に自分で決めるように言い渡される。

幽霊となった安音は、霊感の強い同級生・榊洋人の家に転がり込み、共に過ごすうちに、死んで初めて、自分の本当の想いに気づく。

一方で、安音をいじめていたメンバーも次々謎の事故に巻き込まれ―。これはひとりの少女の死から始まる、心震える命の物語。死んで初めて辿り着いた真実とは―。思いもよらない圧巻のラストに号泣!


櫻井/千姫
1985年生まれ。『天国までの49日間』は2008年に書き上げられ、第5回日本ケータイ小説大賞にて応募総数9,116作の中から大賞を受賞し、作家デビュー。
その後、フリーライターに転身。現在、webを中心に小説やコラムを執筆している。最近は開運アドバイザーとしても活躍。


いじめを苦に自殺した中学生、安音(あんね)が49日の間に天国に行くか地獄に行くか決めろと「天使」に言われる。
霊感の強い同級生の榊が悪霊と闘ったりする。

内容は思い切り「いじめ」を中心に置いた物語だった。
中高生が読めば何か得られるかもしれない。かといっていじめの加害者、被害者が読んでどうにかなるというものでもなさそうだけれど。

文体は、中学生が書きましたか? といった感じの紛れもないラノベだった。
せめて話の内容だけでも追いかけよう。どうにか最後まで読み切ろうと決めた。

最終章は、なるほどね。
悪くはない終わり方だ。


メガネのねじが取れてレンズが外れたまま放置していたので、公園に行く途中で眼鏡市場に寄ってきた。

メガネはもう一つあるから困りはしないのだけど、仕事場に忘れて帰りの読書ができないことがここ最近2日ばかりあったし、そうなるとパソコンも見られない事態に陥るので行ってきた。

すぐに無料で直してくれた、MARC BY MARC JACOBSの眼鏡を久しぶりに掛けた。

「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」のセカンドラインだった「マークバイマークジェイコブス」がブランドを終了するというニュースが流れたのは何年前だったろう?
もう、貴重品かも。何年か前修理に出して黒く塗られてしまったのでロゴは見えないんだけど……。

修理を終えて眼鏡を眺めていると、「こちらにサングラスもありますよ」と男性店員の声。
ほう、と僕は素直に従った。

「いかがですか、こちらなど」
「いや、グラデーションは怪しい」僕の断定に店員さんも笑った。
奈良判定の、日本ボクシング連盟の山根明会長を思い出す。


こりゃ、どう見てもまっとうな大人じゃないでしょ。アホにもほどがある。

「うーん、形のいいのがないなぁ──あ」
僕はひとつを手に取って掛けてみた。
「紫外線はどれぐらいカットできますか」
「99%です」
そか……僕が先天的に光に弱い目をしているというのは、ブログの初期の頃に書いた。

「これ、下さい」
「度付きもできますよ」
値段を見ると、10800円だった。
「いえ、いいです。紫外線だけカットできれば」

会計をすると5400円だった。良かった、もっと高いかと思った。
値段を見てから下さいと言え。


「天国までの49日間」を読み終えて、あまりに暑いので、Tシャツと短パンに着替えに戻った。
文庫本を2冊入れて行ったんだけど、なんと、間違えてこれから読む本を置いてきてしまった。

こうなりゃBOOKOFFだ。10%割引券もあるし。
有効期限が5月末日だったので、複数買うつもりだったけど気に入ったものが見つからず、本多孝好の『君の隣に』を1冊だけ購入した。お口直しの本多孝好だったけど、1章目は意味が不明だった。
きっと最後まで読めば理解できるのだろう。

そして、割引券を使うのを忘れていたことに気が付いた。
間抜けにもほどがある。
本日の東京、5月の観測史上最高の、32.6度。
暑い一日だった。

あ、MARC BY MARC JACOBSの眼鏡、掛けてて気にはならないのだけれど、右のまつげが当たってレンズが曇るのを思い出した。外してみるとやっぱりだ。
鼻当てを少し直してみた。

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