朝日が昇るたび、凍っていた雪がゆるりと解けて春が来る。
灰色から青へ、青から群青へと変わる空。
眠りから覚めたようにさえずる小鳥。涙の一滴(ひとしずく)のように光る朝露。
季節は変わった。
それでも、もしも辛かったら、それでも、もしも、寒かったら、どこかで守られていることを知ろう。
どうしようもなく辛くても、ここまで生き延びさせくれた力に思いを馳せよう。小さな声でもいいから、ありがとうと感謝を伝えよう。
季節は春だけど、まだ春の来ない君へ。
ひとつ前の季節に取り残されて、吹雪に歯を食いしばる僕より。
君に幸多かれ。
ついでに、僕にも。
春よ、来い/松任谷由実
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