おそらく長男のココロの半分以上を占めているであろう
グライダー
少しでも時間があるとせっせと通いつめては
飛行時間を延ばしている
私の母(つまりおばあちゃんね)に毎月直筆の手紙を
書いてくるその内容たるや
グライダーと自身の仕事である航空整備のことがほとんど
メカニックな話など八十歳近いおばあちゃんには
ちんぷんかんぷん
でも飛行機の話を書くことですら嬉しい長男と
孫からの手紙を読む という行為そのものが
嬉しいわたしの母
二人の需要と供給(笑)は見事にマッチして
毎月のやりとりは、はや五年
わたし自身
二度ほど乗せてもらったことがある
動力を持たないグライダーの座席で
滑空中に聞こえるのは風を切る音
ヒャッホー!!
ごちゃごちゃデコボコ地上の
あんなことやこーんなことも
その時は忘れて鳥目線になれる
なんでも最良の瞬間に最善のことが
起きているんだ~
みんなまるっとオーケイなんだ~