私今でも結構鮮明に覚えてる出来事があって。
幼稚園の頃
セーラームーンが大好きだった私は
ムーンロッドがほしかったんです。
セーラームーンごっこがしたかったの。
たぶん友達の輪の中で
誰よりもセーラームーンが
好きだったんじゃないかと思う(笑
でもうちの親は買ってくれなくて。
毎年変わるアニメの武器なんて
毎年買い与えるわけにはいかない。
今は大人になって
親の言い分もわかるんだけど
幼稚園生の私に
よくそんな説明したよね
うちの母親も(笑
でね、私はとっさに言ったんです。
『だってみんな持ってるんだもん！』
…持ってるのなんて２人ぐらいだったのに(笑
母は冷静に
『誰が持ってるの、言って御覧なさい』
って言い返し
私も友達の名前を挙げられず。
『じゃあ●●ちゃんと●●ちゃんは持ってるのね。
●●ちゃんと、●●ちゃんと、●●ちゃんは？
あと●●ちゃんは？持ってるの？』
もう一回言っとく。
よくそんな言いかえししたよね
うちの母親も(笑
私、人と違う事に何の抵抗もないんですよ。
日本人らしくない、ってよく言われる。
まぁ批判とかされるとイラッとするけどね。
どちらかと言えば
人と違う事をしたいんです。
誰もやってないことを
やりたいんって気持ちが常にある。
みんなで足並みそろえて
同じ方向向いて、ってすごく居心地悪い。
あ、これでもバスケ部主将です。
団体行動はそれなりにできます（たぶん）
それって、やっぱり母親との
こんな大人になってまで記憶に残ってる
このやりとりって
少なからず影響してるよなぁって。
これだけじゃないけど
うちの親は
"みんなと一緒"を
無条件に良しとはしなかった。
そして、事あるごとに
筋道立てた説明を求められた。
相手が幼稚園生でも(笑
そしてこの一件から
私の中で『みんな一緒』って単語は
危険ワードになったんです。
『みんなが〜』は
親を説き伏せられない。
つまり私の欲求は満たされない。
だから使うな、って。
今の自分を形成しているものを
読み解くことってなかなかしないけど
でも考えてみると
すごく納得する。
…と、最近ふと思いました。
でも、今の日本において
生きていくうえで
私は、人の顔色伺って
人と足並みそろえないと
前に進めない、って思考じゃなくて
よかったな、って思う。
だから、母にも感謝だな
実はこの話
会社の帰り道歩いてたら
突然思い出して
『あ、ブログに書こう』って
突如唐突に思ったお話し。
なんかたまにあるんだよね
こういう降ってくる瞬間(笑
誰かが、聞きたい話だったのかな？
そうだったら…面白いな(笑
ではでは、モリ ヒロでした。