「ありがとうございます」、の言葉が奇跡を生むというお話は何度もしてきました。
「ありがとう」という言霊の素晴らしさを唱えておられる方のこ本はたくさんありますが、元を正せば滋賀県の聖者、通称「ありがとうおじさん」から火がついたようです。
五日市 剛さん、小林正観さん、斎藤一人さん、その他大勢の方が感謝の言葉の大切さを説かれています。
女性作家では、佳川奈未さんが人気があるようです。
佳川さんのご本で「ありがとうの魔法力」という文庫があるのですが、この中から私が感動したエピソードをご紹介しましょう。
佳川さんが2歳のお子さんを連れられて、ショッピングセンターで買い物をされていると、車椅子に乗った言葉も不自由な身障者の女性が「トイエ、トイエ」と叫ばれたそうです。
しばらくして「トイレ」の事だと解り、トイレまでお連れすると、残念ながら車椅子用のトイレがなかったそうですが、身障者の女性は我慢出来ないらしく、「もでる」「ぬがしで」と言われるので、意を決して普通のトイレに二人で入り、首にぶらさがってもらいながら下着をおろしてあげて、最後は大切な部分を拭いてあげたそうです。
やっと用を足せた車椅子の女性が、不自由な言葉で 「ありがとう」とはっきりと言われたのを聞いた佳川さんは、「こちらこそ、ありがとうございます。
慣れない私がお手伝いさせて頂いて、どこか痛いところはありませんか?」と声をかけると、女性は号泣して「ありがとう」「ありがとう」とおっしゃったそうです。
その時に佳川さんも、それまで味わった事のない深い感動を味わい、涙が止まらなかったそうです。
言葉が不自由でもはっきりと「ありがとう」と言える女性も「こちらこそお手伝いをさせて頂いてありがとう」と言える佳川さんも、本当に素敵な女性だと思いました。
まさに、「ありがとうの魔法力」ですね。
「ありがとうの魔法力」はPHP文庫から出ています。
今日も読んでくれて『ありがとう』🙏😊💕