読書セラピー「賢者の一言」
山本健二
「迷いの暗闇が一万年続こうが、百万年続こうが、そこに光が入れば、一瞬にして闇は光の世界へと変わります。
これが気づきの原理です」
「あなたのなかにすべてがある」現代書林 より
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昔むかし、砂漠の中でテントをはって暮らす部族がありました。
その部族の喩え話で面白いお話があります。
部族の女性が縫い物に使う針をテントの外で落としてしまいました。
探しているうちに夜になってしまい、まったくどこへいったかわかりません。
大勢の人の助けを借りて、暗闇の中を手探りで探すのですが、針はなかなか見つかりません。
そこへ部族の長老がやって来ました。
「お前達、そんなところで何を探しているだい?」
「はい、長老さま、この女性がこのあたりで針を落としたと言うので、皆で探しているのです」
「こんな暗闇で見つかったのかい?」
「いえいえ、真っ暗で何も見えないので手探りで探しています」
「では、私がすぐに見つけてあげよう」
そう言うと、長老は自分のテントに帰り、しばらくするとランプを持って戻って来ました🔥
女性が針を落としたと言うあたりにランプを翳してみると、キラリと光るものを発見しました ✨
「光を付けると、探し物はすぐにでも見つかるのじゃよ」
あなたの心にも光を灯すと、忘れていた大切なものを発見する事が出来ます。
それを「気づき」と言うのですが、部屋に帰って暗い部屋に電気をつけるように、スイッチひとつで一瞬で明るくなるのです。
問題は、そのスイッチがどこにあるのかわからない事です。
一緒に心の中を探してみませんか?
今日も読んでくれてありがとう🙏😊💕