私の大好きな仏陀の逸話に、
「拈華微笑」というのがあります。
仏陀が大勢の弟子達に説法していた時に、
ふと一輪の花を手に取って、弟子達の前に
何も言わずに差し出されたのです。
この仏陀の動作を見ても、普通の弟子達は
何の事やらわからずに不思議がっているだけでした。
只一人、摩訶迦葉だけがにっこりと微笑んだのです。
これだけの話では、何の事やら分からない人が大半だと思います。
仏教界でもこの逸話に関しては、様々な解釈が論議されていたようです。
難しい論議はさておき、仏陀が本当に伝えたかったメッセージというものは、決して言葉だけでは伝える事が出来ない、思考を超えたものなのです。
私がこのお話が大好きなのは、仏陀が私たちにこう語りかけているような気がするからです。
「わたしが伝えたい事、それはこの花のような、愛と生命に満ちた贈り物なのだよ。
さあ受け取りなさい」
仏陀が差し出す花は、今もいたるところに存在します。
私は、その花をみなさんにお届けする、風になりたいと思っています。🌸🍃
春風のように優しく吹く風を、微笑みながら受け取っていただけたら、こんな幸せなことはありません。
今日も読んでくれてありがとう🙏😊💕