ほんとうのことを、直感的に知っている人のことを天才という……⁉️🤗💕
読書セラピー「賢者の一言」 作家シリーズ
サリンジャー
「困るのはね」と、テディは言った。
「大部分の人が物をあるがままには見たがらないことなんだ。
生まれては死に、生まれては死にして始終それを繰り返すのを止めることさえ嫌がるんだな。
それを止めて、神のもとにとどまる……この神のもとこそ本当に楽しいのに、彼らは神のもとに留まろうとしないで、始終新しい身体をほしがってばかりいるんだ」
そう言って彼は考え込んでいたが、
「こんなりんご食いの連中なんて見たことないや」
と、かぶりを振りながら言った。
ナイン・ストーリーズ より
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テディという作品に登場する天才少年の言葉です。
6歳の時に、妹がミルクを飲むのを見て突然に、妹は神だ、ミルクは神だ、全ては神だ、と分かったそうです。
りんご食いの連中というのは、エデンの園のりんごのことで、欲深い人間たちのことを皮肉った言葉です。
サリンジャーは東洋哲学や禅を学んでいた作家です。
「ライ麦畑」で 有名ですが、私はナイン・ストーリーズやフラニーとズーイの方が好きです。
ヘルマン・ヘッセのガラス玉遊戯も、機会があればぜひ読んで見てください。
瞑想や呼吸法、その他様々な修行方法も悪くはないですが、読書から言葉の響きを感じ取るというのも、ひとつの方法だと思います。
※ただいま、無料で読書セラピーの個人カウンセリングを受け付けています。
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今日も読んでくれてありがとう🙏😊💕