読書セラピー「賢者の一言」
辻内 智貴
星々の静かな懐かしさにくらべ、ザラザラとした、なんて居心地の悪い場所なのだろうという気分がいつも私にありました。
どうして自分はここにいるのだろう、と思い、そもそもここは一体なんなのだろう、と思い、ここは一体なんなのだろうとここで考えている自分は一体なんなのだろう、と思い、時空というものを思い、意識というものを思い、混在する全てとそれらが関係しあう有様を思い、そう考え詰めていくうちに、つまりは何も意味などありはいないのだ、という虚無を手に入れてしまったのでした。
でありながら(……だけと)という気持ちが私にどうしても残り、それがまた私に星空を見上げさせるのでした。
セイジ あとがき より
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私は子供の頃からずっとこの世界に違和感がありました。
なんだかとっても荒々しい世界に思えたのです。
紙ヤスリで心をシャリシャリと研がれているような感覚で生きていました。
青空を眺めたり、夕焼けを見たり、ぼんやりと星空を眺めたり……。
そんな少年だったような気がします。
おそらくこの記事を読んでくださっているあなたも、そんな子供時代を過ごされたのではないでしょうか。
今日も読んでくれてありがとう🙏😊💕