大切な花を胸に、生きていく……⁉️ | スピリチュアル&自己啓発「竜馬のレッスン」

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楽しみながら精神世界を探求したり、最高の人生を見つける為のお役立ち情報を発信します。
また、心理カウンセラーとして、古今東西の本の中から、あなたの悩みや問題を解決したり、疲れた心を癒す文章を厳選して、読書セラピー「賢者の一言」としてお届けしています。

賢者の一言  辻内 智貴

そこにあるのは、ただ、ちいさな、可憐な、花、である。

打算も駆け引きも無い、ただ好きであるだけのにごりの無い想いに咲いた、無垢な、心の花、である。

花。  人間は誰でも、いつか、そんな花を、ふと胸に持つ。

そして誰もが、いつかしらその花を見失う。

けれど、ふと見上げた空の高くには、そんな花がきっと幾つも咲いている。 

 「ああ花だ」そう気づく人が居る。  

人間のテーマは、案外そんな所に有るのかも知れない。

「多耀子ちゃん」  より
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「多耀子ちゃん」は、私が師匠と仰ぐ小説家、辻内 智貴さんの代表作「青空のルーレット」(映画化もされました)、に収められている作品で、無垢な少年少女の哀しい初恋を描いた物語です。

そこには、大人たちが失ってしまった大切な「花」がいっぱいつまっています🌸

無垢な心に芽生えた「愛」、爽やかに耀く青空、哀しくなるようなあかね雲、雨上がりにそっと耀く小さな虹、無心に遊ぶ子どもの笑顔、アスファルトの裂け目からたくましく咲く可憐な花、お年寄りに席を譲る若者の、恥ずかしそうな微笑み……。

そんな、見過ごしそうな小さな「花」たちに、そっと寄り添う心の美しさを、ずっと持ち続けていたいものです。

今日も読んでくれてありがとう🙏😊💕