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緑友食堂イベントのお知らせ

緑友食堂は、軽井沢の塩沢地区の古民家「緑友荘」の中にある天然酵母パンと穀物菜食のお店です。森の中に佇む古民家の中では、微生物、酵母達が作り出した美味しいパンと、地球のエネルギーがギュッと詰まった雑穀と野菜を使った美味しいごはんを作っています。

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長文です。 パンの表面に出る無数のプツプツ。 ふくふくとしたパンが焼き上がるたびに、微生物ちゃんが天寿を全うした証に「今日も元気に働いてくれてありがとう!」と思います。 うちでは、アコ酵母や、ライ麦酵母、果物や小麦酵母などパンの種類によって幾つかの酵母を使い分けているので、冷蔵庫はもちろん、お店の中でもいろんな微生物ちゃん達が共生しています。 仕込むときも、厳格に殺菌して使い分けている訳がないので、よくまあ混ざらないなぁと思います。 ライ麦酵母を使えばライ麦酵母の顔と独特の香りのライちゃん。 アコ酵母を使えば酒種のような甘くて香ばしいアコちゃん。 イタリアで100年余り受け継がれてきた小麦酵母のマードレ酵母を使えば、クセのない優しい香りのマードレちゃん。 どれを使ってもそれぞれの酵母ならではのパンが同じ工房で同じオーブンで焼けます。 超チビチビで姿こそはみえないけど、何億個かの微生物が全総力を使って小麦を分解し、甘味と旨味を醸しながらパンという食べ物を作ってくれるという、働きものの微生物。 酵母菌、乳酸菌、麹カビ菌、、、彼らは意識を持っていて、交ぜまぜになっても一緒たんになるんじゃなくてその時々役割によってそれぞれが役目を果たすべく出番を待っててくれます。 酵母を育てる容器の中でも、冷蔵庫の中でも、パン工房の隅々までも譲りあいながら住み分けていて「私!私が!」って自己主張の強い子はあまりいなくて、それぞれが譲り合って助け合って生きている、、微生物ちゃん達の世界はとっても平和そうです。 何が言いたいかと言うと、たぶん、冷蔵庫も部屋の中も外も、ぶっ飛んで私達のお腹の中でも彼ら微生物の働きは同じなんだと思うのです。それぞれの役目を果たすために存在し、共生している。 お腹の中が微生物ちゃん達にとって生きやすい環境で、彼らが健やかであれば未知の微生物が入ってきてもそうそう容易には塗り替えられないはずだし、環境がよければ共生も容易なはず。 コロナウイルスも悪者になって私達に大切なメッセージを伝えに来てくれたエライ子達だと思えたら、もう呼び捨てにはできません。 コロナちゃん、ありがとう。 #緑友食堂 #共生 #ココロとカラダに優しいパンとごはん #天然酵母パン #穀物菜食 #雑穀料理

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