No.955 一枚じゃ足りない!?(その2) | ryokukanetworkのブログ

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砂漠緑化活動を行うNGOのスタッフブログ。農村出身の若者達の日常がメインです。中国の農村の日常を綴ったブログはレアかも?まったりゆるゆる系でボチボチ更新します~!

みなさん、こんにちは。

ちょうぶちょうです。

 

ドローンでの緑化地撮影ですが、緑化地全体を撮影するためには、大量に撮影する必要があることを前回紹介しました。当然、ただ闇雲にたくさん撮ればいいというわけではありません。前回お伝えしたように、ドローンで撮影可能な最大面積は約8,000㎡なので、緑化地全域が写っている衛星画像を規則正しく正確に分割して、撮影モデルを作る必要があります。そのモデルを見ながらドローンを飛ばし、そっくりな画像をパシャリ。うーん、完璧!

 

ただし、この作業はパソコンを使って行いますから、当然現場ではできないので、事務所で事前に行う必要があります。ドローンを飛ばして一度で衛星画像みたいに広範囲を撮影できないことはなんとなくわかっていたので、いっぱい撮ればいいんだなと思っていたんですけど、その前にやることが山のようにあったんです。。

(何事も準備が大事)

 

 

 

 

というわけで、ここからは事務所での作業のを紹介します。

 

 

 

まず、元になる対象地を撮影した衛星画像がこちら。

 

 

 

 

この画像の上に、方眼のマスを重ね合わせマス。

(余裕の駄洒落?)

 

 

 

 

そして、ここからが大変なんです。ドローンの最大撮影面積(8,000㎡)が、この重ねた格子の1マスになるはずですが、この状態では縦横の比率が合致しているだけで、サイズは適当なんです。つまり、衛星画像の縮尺と格子のサイズが合致していません。これを合わせる作業が大変なんです。マスのサイズを最初から固定し、衛星画像を拡大縮小する方法もあります。しかし、これはかなり精度が悪くなるので今回は採用しませんでした。逆に、衛星画像を固定し、マスの大きさを変える方式を採用し、その作業手順をたーろんさんさんが考案し、我々現地スタッフが数十カ所に及ぶ緑化地を分担して作業することになりました。しかし、現地スタッフはパソコンでの作業には不慣れなので、作業手順の詳細をまとめた中国語マニュアルをたーろんさんが作ってくれました。この通りにやればできるはず!

(はず。。)

 

 

しかし、そのマニュアル。作業手順は細かく書いてはあるのですが、なぜだか読めば読むほど混乱してしまいさっぱり理解できず、色々聞いてるうちに結局たーろんさんに直接SNSで指導してもらいながら作業を進めているという状況に。。

(やはり)

 

でも、当然マンツーマンで逐一指導しながらの作業ではものすごく時間がかかって効率が悪いですから、マニュアルを更新してもらうことになりました。

 

 

 

前回と違い、まずは項目ごとに何を目的にやる作業なのか、順序立てて明確に書いてあり、次に具体的な作業手順が、流れるように分かり易く書いてあります。例えば、画面上のクリックするボタンなどは赤字になっていて、とても分かりやすかったです。

 

 

 

これならたーろんに逐一口頭で説明してもらわなくても分かります!

(逐一口頭説明してたら、マニュアル要らんもんね)

 

 

マニュアルが劇的に改良された理由を後から聞くと、べいぷさんが書き直したとのこと。納得です(笑)

(やれやれですよ。。)

 

 

こうしてサイズ調整した方眼マスを数えてみると、どうやらこの緑化地では約30枚の撮影が必要なことが分かりました。これでようやく撮影に行けますよ!!

(加油!)

 

 

(つづく)

 

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