No.863 新規緑化候補地は、未知の土地へ(その2) | ryokukanetworkのブログ

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砂漠緑化活動を行うNGOのスタッフブログ。農村出身の若者達の日常がメインです。中国の農村の日常を綴ったブログはレアかも?まったりゆるゆる系でボチボチ更新します~!

こんにちは。

ちょうぶちょうです。

 

 

前回の続き、新規候補地の視察です。

 

 

いよいよ視察当日。私たちは、訪問先の高日罕(ガルハン)村への道程がよくわからないので、紹介者の烏力吉都仁(ウリジドレン)先生に、我々だけでも行くことができるギリギリの地点であるナイマンというところまで迎えに来てもらいました。待ち合わせ場所に到着すると、先生の他にも同じ小学校に勤務する同僚の哈斯阿古拉(ハスアグラ)先生、更にお二人の奥さんの合計4人が待っていてくださいました。

(謝謝!)

 

 

挨拶もそこそこに、早速ガルハン村の砂丘地帯の視察に出発。車中でガルハン村の状況を教えてもらいます。面積約15,333ha、そのうち砂漠化面積12,800ha。なんと村の8割以上の面積が砂漠化しています。また、田畑面積は813ha。人口1,366人。家畜は牛3,800頭、羊7,600頭、馬60頭など。川沿いの低地に田畑と家屋が集中しているようです。川から離れるに従い海抜が上昇し、放牧地として利用していた場所が過放牧により砂漠化した、という状況でした。

(要するに放牧地は全部砂漠化したということですな)

 

 

 

ガルハン村から車で数分走ると、そこはもう見渡す限りの大砂漠地帯。一面に広がる砂丘の真ん中を舗装道路が一直線に突き進んでいきます。

 

 

 

すごい!

 

広い!

 

 

 

思わず叫びそうになりました。実際タナは叫んでいました。こんな広い砂だらけの場所、見たことなかったですね。

(同じホルチンでも、カンヂカ周辺とはまた違いますね)

 

 

 

途中で車を降り、砂丘に登ってPhを測定したり、水分状態を確認しました。Phは7.2~7.6で概ね中性。砂丘上の水分は、地面から約20cmで氷が出ました。この時期なので水分があるところからは凍ってます。いずれもカンヂカ周辺とほぼ同じですね。植生は、沙米(サーミ―)・沙蒿(サーハオ)黄柳などの劣化土壌に見られるもの、動物は今回ほとんど見ることができませんでしたが、聞くところによると跳兔(トビウサギ)や砂ウズラ・ネズミなどで、動植物いずれもカンヂカ周辺とほぼ同じでした。

 

 

 

 

 

村に戻ってくると、先生たちによる熱烈歓迎の宴会が待っていました。

 

 

 

 

モンゴル料理で大変歓迎されたのを覚えていますが、私は白酒攻撃で速攻酔っぱらってしまってよく覚えていません。タナが歌っているのまでは覚えていたんですが。。。

 

(おつかれさま)

 

 

(つづく)

 

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