No.864 新規緑化候補地は、未知の土地へ(その3) | ryokukanetworkのブログ

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砂漠緑化活動を行うNGOのスタッフブログ。農村出身の若者達の日常がメインです。中国の農村の日常を綴ったブログはレアかも?まったりゆるゆる系でボチボチ更新します~!

みなさんこんにちは。

ちょうぶちょうです。

 

さて、新規候補地の視察報告が続いていますが、今回が最終回。村落内やその周辺を見て回ります。まずは、2人の先生が勤務する小学校に行ってみました。

 

 

小学校といっても、日本のみなさんが想像するような大きな校舎ではありません。教室2つに職員室があるだけの小さな校舎です。街の学校と違い、農村部にはまだこのような小さい学校があるんです。今は児童減少で統廃合が進んでいるそうです。

(少子化が進んでますからね)

 

 

 

 

奥に見える白い建物が校舎です。

でも、びっくりしたのは校舎が小さいからではありません。その背後にせまる大きな砂丘です。高さが10m以上ありそうですね。大きく高い砂丘ほど風による移動スピードは遅いんですが、このままでは学校が砂に飲み込まれてしまいそうです。

 

(ここに防風林が必要だね)

 

 

次は、先生の知り合いの村人のお宅にお邪魔してお話を聞かせていただきました。今回は初対面でまさに顔合わせ程度なので、ご挨拶程度で深いお話しは聞けませんでしたが、それでも近年川の水量が減少し続け、稲の生産可能な場所が減少してきていることを教えてくれました。

(この乾燥地で稲作をやること自体がどうかと思うんですが。。)

 

これからどんどん交流して仲良くなってくると、ざっくばらんにいろいろな話が聞けるようになると思います。

 

 

 

 

 

最後に集落から約1km離れた川の近くに行ってきました。この川は地元の人は老哈河(ラオハーフー)と呼んでいますが、通遼市街を東西に流れる西遼河の上流にあたります。ちなみに、通遼市内は、取水が多すぎるせいでしょうか、断流してしまっています。

 

 

 

 

 

ここらはまだ水があるんですが、視察当時は2,3cmの薄氷が張っていて、その氷の下を水が流れていました。先ほどの村人の話では、以前はもっと水量が豊富だったとのことです。畑の灌水などでたくさん地下水を使い過ぎてしまったんでしょうか?

(下流で断流してるんだから、上流も危ないですな)

 

 

 

今回は、村長など村幹の人たちは、会議で100kmほど離れた旗政府へ出張されていたので、お会いできませんでした。こうした今回会えなかった重要人物への面会なども含め、次回以降は徐々に村人との距離を縮めてより多くの情報を得て、当会が活動できるかどうかの判断材料をできるだけ多く揃えたいと思います。

 

 

それにしても、白酒攻撃はなんとか避けたいですね。。

(回避不能かと。。)

 

(おしまい)

 

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