みなさんこんにちは。
ちょうぶちょうです。
年は改まったのですが、こちらはいよいよ年の瀬気分が高まっています。
さて今回は、昨年末に行った新規緑化地視察の話をお伝えします。
行ったのは、同じ内モンゴル自治区赤嶺市という行政区で、通遼市の西隣に位置し、内蒙古自治区の中でも通遼市と同じくモンゴル族が多い地域です。
(内モンゴル自治区全体では、モンゴル族は2割程度ですが、両市は7割程度です)
通遼市街を東西に流れる西遼河が分岐して南西に遡る西拉沐倫川(西ラムルン川)の上流にあたります。そして、ホルチン砂漠はちょうど両市に広がっています。
隣の市と言っても、通遼市街地と赤嶺市街地は直線距離で300km以上離れていて、赤嶺は通遼-北京間のほぼ中間地点になります。最初赤嶺の視察と聞いて、めちゃくちゃ遠いなぁと思いました。ちなみに以前通遼から寝台列車に乗った時は、6時間ぐらいかかりました。
(20年前くらいはよくこの路線に乗り、北京経由で日本に帰ってきてましたね)
ところが、今回視察する場所は赤嶺市の東端の高日罕(ガルハン)村で、川を挟んで通遼市と接する市境になる所です。いわば、赤峰でも最も通遼と近い地域と言えますね。
それでもカンヂカから直線距離で約160kmもある上、当然一直線の道路なんてありません。所要時間が最も短縮できるのは、一旦カンヂカからほぼ真北の通遼市街地まで出て、そこから高速道路に乗って西南西に向かって遠回りするルートです。大きく迂回するため、カンヂカからの道のりは約250kmとなりました。
(横浜から名古屋くらいだね。まあ、チャリなら1日だな)
当会のいくつかの活動エリアがあるアグラ鎮の中心部が、カンヂカから北東に直線距離50km、道のりで約70kmで、そこから村によってはさらに30kmほどの距離があり、これまで最も現地事務所から遠い活動地だったのですが、今回の赤峰はまさに桁違いの遠さです。
それにしても、なんでそんな遠い場所が候補地に?
(確かに)
実は、この話のきっかけは私の奥さんで元スタッフのタナなのです。
2年前の春節の時に、タナが内蒙古電視台の通遼市春節特別番組に歌手として出演しました。
(まだコロナが広がる前で平和だった頃だね)
その時、馬頭琴奏者として参加されていた赤嶺市の小学校の先生が、今回声をかけてくださったのです。
先生は、テレビ出演がきっかけで、タナのSNSで当会の緑化事業の様子をずっとフォローしてくださっていたそうで、
「これは本物だ!」
と思い、砂漠化の進行が激しい先生の故郷、赤嶺市高日罕村を一度見に来ないかと誘ってくださったのです。
そういうわけで、今回の視察はタナが主役、私は運転手です。
(ちょう家内序列、毎度のことなのでは??)
(つづく)
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