１勝１敗のタイで迎える第3戦。
巨人としては完全に勝利のシナリオの範囲内だろう。
一方、代打を出すことによる不本意な投手交代を避けるために田中投手を第2戦と第６戦で起用する方針（らしい）の楽天としても、不満はない展開だろう。
それでも、巨人がずいぶん有利とみる。
楽天の投手陣を考えると、東京Ｄで巨人が３連勝してしまうというのは考えられないことではない。それなら、田中投手と対戦する必要はない。
つまり、今後のシリーズのポイントは田中投手に２度目の登板機会があるのか、だと思う。
楽天サイドからすると如何に田中投手が登板できる流れを作るかが重要になる。
そこから逆算して考えられる戦略は、則本投手のタフさに賭ける、である。
この３連戦は、勝てる試合では彼を救援で投入して、２勝をもぎ取る必要がある。
いずれにしても、田中投手を第２戦で先発させたことが勝負の機微となりそうで興味深い。