がん闘病記
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#デリカシーのない男
着々と治療が、目まぐるしく過ぎていく中
抗がん剤治療の最中
ある男にメールをした
私の昔からの友達の中で
最もデリカシーなく、コミュ障な男Y。
当然SNSなんてやってないから、悪口書いちゃうw
会うたび、太った〜?とか、
その服、似合ってないね。とか失礼極まりない
汚い居酒屋にしか出没せず
いつも、同じ服をきている。
綺麗な顔立ちで、スタイルもよい。
お金にも困ってない
彼女いない歴10年の独身40代後半だ
うんうん。わかるわかる。無理だよねー。
この男に彼女なんて、できるわけない
※自分をさておき上から目線
私が、がんになったことを彼に報告した。
すると、、
この男
第一声に。
『お前死ぬのか?』とひとこと
おおーっさすが、デリカシーがない男よ
ガン患者にむかって!いう言葉かっ
でも、もしかして、
きっと、この言葉って
みんなが本当は私に
聞きたかったことかも知れない
その後も、1週間おきに、メルマガのごとく
ひとことメールが。
男『お前、生きてるか?』
私『生きてるけど、具合悪い』
男『お前生きてるか?』
私『生きてるけど、抗がん剤きいてないから
生存率ひくいかも』
男『お前生きてるか?』
私『生きてるけど、こんな不安で、
治療つらいなら、死んだ方がましかも』
いつしか、このデリカシーのないメールが
私の心の支えに。
沢山の優しい友人たちに
どんなにいたわってもらっても、、
やっぱり『大丈夫?』といわれれば、大丈夫と言うしかなく。
から元気を、してしまう。
でも、『お前、生きてる?』
というこのメールだけには、
ほんとに、辛いこと、不安なこと
私の数々のネガティブな言葉を沢山つぶやけた。
私が、本音で治療の辛さを吐き出した相手は
このコミュ障男Yだけだったかもしれない
最近になって、久しぶりに仕事がはやく終わったので
Yと急遽会うことになった
なんと、Yはついに結婚するらしい
なんと、20代のモデルさんと
えー
もしかして、Yは、コミュ症どころか
コミュケーションの達人なのかも知れない。
治療中は毒を吐く相手、超重要
がん患者になると、なぜか周りから、
清廉潔白な人に見られがちですが、
そんなことないよねぇ~
毒吐きながら、まだまだ治療は続くのです~