古都フィレンツェでオペラの歌声を堪能する | 旅の足あと帳
2024年08月06日

古都フィレンツェでオペラの歌声を堪能する

テーマ:ヨーロッパ

フィレンツェでは知り合いに勧められた、ホテル・デリ・オラフィに泊まりました。歴史的建造物エリアらしく、1階の朝食会場は天井のフレスコ画がきれいで、5階の小さなルーフトップバーから夕陽に彩られたドゥオモが眺められます。小さなホテルですが、どこに行くにも近く立地は素晴らしいところです。近くにポンテヴェッキオ橋という古い橋があって、橋の上に彫金店や高級時計店が立ち並んでいます。

 

 

5Fのルーフトップバーからドゥオモを眺める

 

 

おしゃれな朝食会場

 

フィレンツェ旧市街はまさに古都、全体が石畳とテラコッタ色のレンガ造りの家です。ローマではどこに行くにもバスかタクシーだったので、すべての見どころが徒歩圏内にコンパクトにまとまっているフィレンツェは街歩きも楽しいです。細い路地を散策すると、トラットリアやレザー屋、ジェラート屋、ときどき寺院も顔を出します。道に迷いながら面白い店を見つける、という楽しみ方もできます。

 

 

ポンテヴェッキオ橋からドゥオモの頭が見える

 

カンノーロという甘いパイ

 

フィレンツェという場所はレザーが有名らしく、いたるところにレザー用品、バッグや雑貨の専門店が並んでいます。日本みたいなチェーン店はほとんどありません。レザー屋だけでなく、全ての店がお店ごとに個性を出して、自分のお店でやってるのがすごいところです。

 

 

 

 

 

 

ドゥオモに登ってきました。事前にチケットを買っておいたのですぐに入れましたが、当日券は売り切れだったようです。大聖堂は外から見ても、白と黒のコントラストが美しく、ローマとも全く違ったかわいさがあります。ドゥオモの上から見てわかりましたが、大聖堂の立派な白黒のファサードは前面だけで、その内側は一般的なレンガ屋根でした。映画のセットみたいと言ったらかわいそうかな。

 

 

 

 

ウフィツィ美術館はバチカン美術館ほど広くないのと、有名な絵画がまとまっておかれているので、それほど集中力をそがれずに見ていくことができました。バチカン美術館もここも置いてある絵画がキリスト教モチーフのものばかり、イタリアの絵画ってルネサンス期が最高潮だったのかなと思わせました。

 

 

 

フィレンツェ二日目の夜に、教会でコンサートを聴いてきました。夕食はとにかくまずくて、ほとんど残して店を後にしましたが(こんなまずいイタリア料理は旅行中ここだけでした)、ソプラノのオペラ歌手とピアニストの二人が奏でるコンサートは、本場イタリアはこんな素晴らしい歌声が、こんな小さな会場で少人数を前に聞くことができるのかと、最初から最後まで感動して、最後は立ち上がって大きな拍手をしました。今回の旅で最も心が動いた瞬間でした。