「成功するためには、与える人であれ」

 

世間でまことしやかにささやかれる定説があります。

 

一方で、与えに与えて燃え尽き、挙句の果てには搾取されて生きる気力すら奪われてしまう...

 

そんな人も多いという事実。

 

 

いったい、どちらが正解なの?

 

あなたは、そう思っていませんか?

 

 

 

実は、一般に言われる「ギブ」の概念に、2つの両極端なタイプが含まれているのが、

上記の混乱を生む原因なんです。

 

2つの両極端なタイプとは、

・自己犠牲型ギバー

・他者志向型ギバー

 

これらは、同じ「ギバー」と言えども、得られる結果が天地の差ほど異なります。

 

 

方や、自分も周りも幸せのスパイラルに恵まれるバラ色の人生を送ることができますが、もう片方は搾取されつくして燃え尽き、うつにすらなってしまうという現実

 

あなたは、どちらのギバーを選びますか?

 

 

この記事では、疲弊せず幸せのスパイラルへと移行する「ギバー」の魅力について、書いていきたいと思います。

 

 

目次

ギブアンドテイクでギバーとなるために

・GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代
  与える人(ギバー)のメリット
  取る人(テイカー)の課題

・3つのタイプ
  ①ギバー
  ②テイカー
  ③マッチャー

・成功の法則
  相互利益の追求
  ネットワーク構築の重要性

・与えることの効果
  創造性の向上
  モチベーションの向上


自己犠牲型ギバーと他者志向性ギバー

・あなたが最優先にギブすべき相手とは?

・受け手の気持ちを知るから、喜んでギブできる


ギバーは、自立型から相互依存型へステップアップする重要なカギとなる

・愛されたいから愛したいへと移行せよ


【結論】ギバーとは、自らの人生を主体的に創造するあり方である

 

 
 

ギブアンドテイクでギバーとなるために

 

 

 

 

・GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代

 

 

 

 

 

 

「GIVE & TAKE 『与える人』こそ成功する時代」は、アダム・グラント博士による著書で、成功には「与える人(ギバー)」が重要だというテーマを探求しています。

 

 

「与える人(ギバー)」が成功するためには、相手に対して価値を提供し、協力関係を築くことが不可欠だと主張されているんですね。

 

 

グラントは、「与える人(ギバー)」と「取る人(テイカー)」の2つのアプローチがあり、どちらのアプローチが成功に繋がるかを検証しているのです。

 

 

与える人(ギバー)のメリット

・他者に価値を提供することで、信頼関係が築け、協力しやすくなる。
・他者の成功を支援することで、自らも成長し、持続可能な成功に繋がる。
 

取る人(テイカー)の課題

・短期的な成功を追求するテイカーは、信頼を損ない、長期的な成功が難しいことが示唆されている。

 

 

本書の中では、与えることが成功に直結する理由や実践的なアプローチが詳細に説明されています。

 

成功は単なる個人の利益追求だけでなく、他者にも価値を提供する姿勢が重要であるとの洞察が提供されているのです。

 

 

3つのタイプ

 

さて、実際に本書で言及されている人間の3つのタイプについて見ていきましょう。

 

①ギバー

 

人に惜しみなく与える人のこと。

 

他者に価値を提供することを重視し、共感力があり、協力的な姿勢を持つ。

 

②テイカー

 

真っ先に自分の利益を優先させる人。

 

利己的で、自分の利益を最大化することに焦点を当てる。

 

短期的には成功することもあるが、信頼が得られにくい。

 

③マッチャー

 

損得のバランスを考える人。

 

与えることと受けることのバランスを取る。

 

相手が何かを提供した場合に応じる形で行動する。

 

 

 

成功の法則

 

次に、ここでは、ギバーのあり方に見い出される成功法則について見ていきますね。

 

相互利益の追求

 

長期的な成功には相手にも利益がある関係が必要。

 

与えることで相手も成功し、ともに成長する。

 

 

 

【参考文献:星の商人(犬飼ターボ)】

 

 

 

 

 

「星の商人」という自己啓発書の中で、

「他の成功は己の成功」

という言葉があります。

 

まさに、相手の成功を支援することによって、自己成長に繋がり、ひいては長期的な成功に繋がるということが示唆されていると思います。

 

「ギブとはなんぞや?」ということについての見解も得られますので、ぜひ併読してみてください。

 

 

 

ネットワーク構築の重要性

 

与えることで信頼を構築し、広いネットワークを築くことができる。

 

これがビジネスや個人の成功に繋がる。

 

 

目の前の人に与え続けるということを続けていると、信頼が少しずつ、確実に積みあがっていきます。

 

その信頼残高が、人への紹介を生んでいき、芋づる式にネットワークが広がっていく。

 

まるでアメーバのように。

 

人とのご縁が広がれば、成功に繋がらないわけがありませんよね。

 

 

 

与えることの効果

 

またギブすることで、自分自身が実際に得られる効果もあります。

 

それについて解説します。

 

 

創造性の向上

 

他者に価値を提供することで、新しいアイデアや視点が生まれる。

 

 

モチベーションの向上

 

他者の成功に貢献することで、自らもやる気があがり、生産性が向上する。

 

 

 

自己犠牲型ギバーと他者志向性ギバー

 

ここまで、「GIVE & TAKE 『与える人』こそ成功する時代」という著書を通して見てきたのは、下記の通り。

 

ギバー、テイカー、マッチャーという3種類のタイプがあるということ。

 

そして、その中でもギバーであることが、成功する人のあり方として必要不可欠であるということでした。

 

 

あなたにも、ギバーであることのメリットを十分に理解していただけたのではないでしょうか?

 

 

「ギブが大事」と世間では言われ、「ギバー」が成功につながるという研究結果がある。

 

にも関わらず、与えすぎて疲れ果て、挙句の果てには、搾取されてポイ!などという事例が後を絶たないのは、なぜか?

 

 

その点についても、グラントはしっかりと答えを示しています。

 

それは、「ギバー」の中にも、「自己犠牲型ギバー」と「他者志向性ギバー」の2種類があるという事実です。

 

 

・自己犠牲型ギバー

 

病的なまでに他人に尽くすあまり、自分自身のニーズを損ねているあり方

 

 

・他者志向性ギバー

 

受け取るより多くを与えても、けっして自分の利益は見失わず、「いつ、どこで、どのように、誰に与えるか」を主体的に決めることのできるあり方

 

 

 

自己犠牲型ギバーから脱却し、他者志向型の「ウィンウィン」なギバーへと移行するために大切なポイントを、以下で述べていこうと思います。

 

 

あなたが最優先にギブすべき相手とは?

 

以前にアップした記事で、

「ギブアンドテイクって言われているのに、自分はギブばかりしていて報われない...」

 

そんな風に思っている人の心理状況について考察しました。

 

 

このタイプがまさに、「自己犠牲型ギバー」と呼ばれるもの。

 

自分の利益はおかまいなしに、ただただ病的に与え続けるギバーの姿なんですね。

 

 

誰かに対して、

「これだけやってあげたのに...」

という思いが湧く時は、

えてして、自分へのギブが足りていないとき。

 

 

そんな風に書きましたが、この時のエネルギー状態は、ギブしているつもりでテイカーになっていることが多いです。

 

 

自己犠牲型になっているなぁと思うときは、いったん「ギブしよう」という気持ちを脇に置きましょう。

 

そして、自分自身に優しいまなざしを向けてあげることが大切です。

 

 

 

 

 

 

受け手の気持ちを知るから、喜んでギブできる

 

「GIVE & TAKE 『与える人』こそ成功する時代」の中では、「テイカー」は「取る・奪う」という意味合いで使われています。

 

しかしながら、「take」には本来「受け取る」という意味もあります。

 

 

「奪う」という搾取エネルギーを発しないためにも、「受け取る」という本来の「take」をしっかり意識することも大事ですよ。

 

そう述べたのが下記の記事になります。

 

 『【ギブアンドテイク】ちゃんとテイクしよう。受け取り拒否していませんか?』【再更新】ギブアンドテイクでギブばかりしている気がする... そう悩む前に、ちゃんとテイクしてますか?  受け取り拒否してると、気持ちよくギブできないよ。  …リンクameblo.jp

 

 

子ども時代にちゃんと親に甘えることができないと、成長段階で不具合が出てくるというのは心理学的にも有名な話ですよね。

 

アダルトチルドレンだとか、インナーチャイルドの癒しとか、スピリチュアルに興味がなくても聞いたことはあると思います。

 

 

 

これらも、ちゃんと受け取るものを受け取っていないから、と言い換えることもできます。

 

 

 

「受け取る」という意味での「take」を遂行するから、自分が「ギブ」する時も相手の心境を思いやれる。

 

それが本来の「ギブアンドテイク」の本質ではないかと思います。

 

 

 

ギバーは、自立型から相互依存型へステップアップする重要なカギとなる

 

 

スティーブン・R・コヴィーの著名な書である「7つの習慣」の中に、「自立」から「相互依存」のフェーズへと成長していくあり方が記されています。

 

ギバーとしてのあり方は、その「相互依存型」へとステップアップしていくために重要なカギが含まれていると、私は考えています。

 

 

 

【参考文献:7つの習慣(スティーブン・R・コヴィー)】

 

 

 

 

 

 

愛されたいから愛したいへと移行せよ

 

キンキキッズの昔の歌に、「愛されるより愛したい」という曲がありましたが、まさにこれがキーワードになります。

 

 

 

 

 

 

「愛される」とは、何かを与えられるという姿勢のこと。

 

今まで述べてきた「テイカー」のあり方ですね。

 

 

テイカーが悪いと言いたいわけではありません。

 

先ほど述べたように、ちゃんと「テイクする」というフェーズも必要。

 

 

 

ただ、相手の反応は顧みず、「愛したいから愛する」「私は私の世界を愛したいのだ」と自覚して、意識していくことが、「成功するギバー」への第一歩なのではないでしょうか?

 

 

【結論】ギバーとは、自らの人生を主体的に創造するあり方である

 

これまで述べてきたように、ギバーとはただ単にテクニック的に身に着けるものではありません。

 

むしろ、人生を主体的に生きていくあり方そのものであることが、ご理解いただけたと思います。

 

 

ギバーというあり方そのものに、自分の人生に責任を持ち、主体的に世界へと働きかけていく生き方の指針が表れているのではないでしょうか?

 

 

 

いかがですか?ギバーという生き方。

 

あなたもそんな生き方をしていきたいと思いませんか?

 

 

私ももちろん、「ギバー」という生き方を目指して、どんどん深めていきたいと思います。

 

 

 

 

上でも述べてきたように、「自己犠牲型ギバー」と「他者志向型ギバー」には得られる結果に天と地ほどの差が生まれます。

 

自己犠牲型ギバーで疲弊しないために...

 

 

 

 

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